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法人設立してみました

契約社員と個人事業を3年ほど継続し、この度合同会社を設立しました。
いわゆる、法人成りです。
この記事で、法人成りをした経緯と、実際に会社設立するまでのステップを時系列でまとめました。
周りに会社経営者のいないワーママでも、調べながら1人で会社作ることができたので、「へー、こんな感じでできるんだー」と参考になればうれしいです。

法人成りした経緯

はやい話が、夫が退職するのでこの機会に家族みんな(夫、小学生の子供2人)を私の扶養に入れてしまおうと思ったからです。
契約社員の立場でも家族を扶養に入れることができるのですが、
①契約先の会社も個人操業で長期的に家族の社会保険加入することに不安があったこと
②年間売上がある程度継続的に見込めること
③一生に一度は自分で会社を経営してみたい
特に③の好奇心に後押しされ、「えいやっ!」と法人を設立することを決めました。

会社設立までの期間

2023/12/15 ~ 2024/1/25

本業をしながら、年末年始を挟みながらの手続きでしたが、約1ヶ月で法人設立完了。

その後の税務署や自治体への届出や、年金事務所とのやりとり、法人銀行口座の開設なども含めるとトータル2ヶ月半くらいでしょうか。

概要

  • 個人事業の法人成り

  • 資本金:100万円

主な事業内容

  • 人材開発に関するコンサルティング

使ったサービスとその費用

  • マネーフォワード会社設立 無料

  • 電子定款作成費用 無料(マネーフォワードの法人向けスモールビジネスプランに加入することで、無料になりました)

  • マネーフォワードクラウド 法人向けスモールビジネスプラン ¥2,980/月購入

  • ハンコヤドットコム 個人の実印 ¥6,480

  • マネーフォワード 会社の印鑑3本セット ¥8,440

  • 登記費用(合同会社) ¥60,000 


直接の法人設立とは関係ないですが、マネーリテラシーを学ぶうえでとても参考にしていたリベ大の両学長が運営しているリベシティというオンラインサイトに入会(月額2000円)して、法人設立について情報収集しました。税理士さんもこちらで見つけました。


具体的な行動とその経緯

  • 2023年12月15日 

いろいろ自分で本やネットで調べたものの、本当に法人成りして良いものか不安なことがあったので、リベシティ内のリベ大税理士法人さんに相談しました。

相談したこと:
・個人事業主のまま or 会社設立
・社会保険の観点で、報酬をいくらにするか
・会計年度をいつにするか
・バーチャルオフィスor自宅のどちらを所在地とするか
・法人として新たに銀行口座の開設が必要なことを確認(個人事業のビジネス口座は使えない)

結果、私の過去3年の個人事業収入から、法人化するのはボーダーラインとのことでした。
だったら挑戦してみようと、法人化することを即決。
税理士さんの知り合いも皆無だったので、信用のおけるオンラインサロン経由で相談することができて助かりました。

  • 2023年12月22日 

マネーフォワード会社設立で書類作成開始。同サイトで電子定款作成依頼、会社の印鑑を購入

  • 2024年1月4日 

電子定款、印鑑入手

  • 2024年1月10日 

資本金を100万円とし、個人事業のビジネス口座から個人口座へ振込み、明細をコピー

  • 2024年1月11日 

電子定款をCD-Rに保存するため、外付けDVDドライブ購入(¥2,380)
(いまどき、CD-Rとか使わないですよね。仕方なく外付けDVDドライブとCD-Rを購入しましたが、きっと今後使うことはないでしょう。。。)

  • 2024年1月25日 

法務局にて会社登記(印紙代60,000円)

  • 2024年1月26日 

法務局から電話「CD-Rの電子定款に電子署名が入っていない」→私のミスだったので、電子署名の入ったCD-Rを再提出(郵送)することで解決

  • 2024年1月31日 

国税庁の法人番号公表サイトに自分の法人情報が掲載されていることを確認
(感動!!!)

  • 2024年2月1日 

法務局で「印鑑カード交付申請書」を提出し以下を入手
・印鑑カード
・登記簿謄本(履歴事項全部証明書)1通600円
・印鑑証明書 1通450円

  • 2024年2月1日

社会保険事務所で会社設立に伴う社会保険加入の手続きを相談
2月中は雇用先の社会保険でカバー、3月1日から新会社で報酬発生、社会保険も加入するという段取りを確認
(2箇所で勤務し、社会保険を按分することも可能とのこと。しかし税理士さんに相談したところ、給与計算の設定が複雑になったり、別途確定申告も必要になるとのことで雇用先との契約は終了することにしました)

  • 2024年2月2日

雇用先に2月末で退職し、3月以降は新会社との業務委託で業務を継続することを確認。契約書等整備。

  • 2024年2月5日

税理士さんと税務顧問契約を締結。月額報酬の口座引落は法人口座開設まで待っていただく。

  • 2024年2月12日

税理士さんにe-tax, eLtax経由で以下を提出してもらう(私はmacbookユーザーで法人設立ワンストップサービスが使いにくかったため、助かりました)
・法人設立届出書(税務署、都道府県、市町村役所)
・青色申告の承認申請書
・給与支払事務所等の開設等届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
・申告期限の延長申請書
・適格請求書発行事業者の登録申請_インボイス登録申請(税務署)

  • 2024年2月19日

GMOあおぞらネット銀行へ法人口座開設&クレカ申込(→2/21無事に開設)
(オンラインで開設できました!届出印も不要でした。)

  • 2024年2月26日

「個人事業の廃業等届出書」、「所得税の青色申告の取りやめ届出書」を郵送で提出
(法人成り=個人事業は廃業)

  • 2024年2月29日

年金事務所/事務センターに新規適用届、被保険者資格取得届を郵送で提出
(問い合わせや相談は年金事務所へ電話、届出の提出は事務センター宛に郵送するのが早いみたいです)


終えてみての感想

以上が私がやったことです。
基本的にはマネーフォワード会社設立のとおりにやったら終わりです。
パソコンがWindowsだったらもっと簡単だったかも。

私の場合、社会保険の切り替えがあったので年金事務所がちょっとトリッキーでしたが、問い合わせるととても親切に教えてくれました。
お役所って冷たくて杓子定規な対応しかしてくれないイメージがあったので、だいぶ変わったのですね。
ほぼオンラインや郵送で済ませられるのも素晴らしい。

会社設立ってすごくハードル高く思っていましたが、「とりあえずやってみる」精神でなんとかなりました。
間違ってもそのとき修正すればなんとかなったし。

そうやって自分らしい働き方をこれからも少しずつ手繰り寄せていきます。

会社ってこんな感じで作れるんだーとどなたかの参考になったら嬉しいです。


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