見出し画像

2021年渡仏の記録 vol.1 PCRを予約する

旅するボタン屋、更紗屋雑貨店のめいこです。
フランスを中心にヨーロッパを旅して、古いボタンをメインに買い付けては、日本のイベント等で販売することを生業にしています。

コロナ禍真っ最中ではありますが、今年も6月から3ヶ月の予定でブルゴーニュに滞在することにしました。

このnoteでは、渡仏と日本への帰国にあたり、自分が経験したことを中心に綴ってみようと思います。
今後この文章が、フランスを旅する誰かの参考になれば幸いです。

※ここに書かれている情報は2021年5月17日現在のものです。
出入国に関する情勢は日々変化しています。最新の渡航情報はくれぐれもご自身でご確認ください。

観光目的でもフランスに行けるの?


「フランスって今行けるの?」とよく質問されますが、2021年5月17日現在、日本からは観光目的を含め、渡航は可能です。

2021年3月12日以降、日本を含む以下7カ国からの出入国については要件が緩和されています。
(フランス出入国が緩和されている欧州域外の国)
オーストラリア、韓国、イスラエル、日本、ニュージーランド、英国、シンガポール

上記の国からは、特段の理由なくフランスに入国することができますが、(1)フライト出発72時間以内に実施したPCR検査陰性証明書(11歳以上のみ)及び(2)7日間の自主隔離及び終了時のPCR検査実施等に関する誓約書(Déclaration pour voyageur)が必要となります。

ー在フランス日本大使館ホームページより

「特段の理由なく」とありますので、観光目的でも入国はできることになります。
3月12日以前は、配偶者ビザや国際輸送・医療等に関する仕事に関わる人以外は入国できない状態だったのですが、今は緩和されています。
ただ、日本の変異ウイルスの拡大次第ではまた往来が制限されるのではないかと少し心配もしているところです。

陰性証明書のために医療機関を予約

というわけで、まずは条件の

(1)フライト出発72時間以内に実施したPCR検査陰性証明書

を取得するために、鹿児島県内でPCR検査を受けられる医療機関を確認しました。
検査キットを購入し、郵送で検体を送って検査してもらい、その結果をメールで受け取る方法もあるのですが、ここでネックになるのが地方住まいという点と、トランジット国であるトルコ、およびフランス入国時に英語の証明書が必要という点。
鹿児島から検体を送って検査機関に受領されるまでにもし事故があって、時間内に検査結果を受け取れなかった時が大変なので、郵送での検査は当初から除外していました。
また、英語の診断書を出してもらう必要もあるとなると、さらに条件が狭まります。それらの条件をクリアしていたのが、鹿児島市のFクリニックでした。

PCR検査のための医療機関選びのポイント

Fクリニックを選んだ理由は主に以下です。

●地元のクリニックでアクセスが容易
●WEBサイトに金額、および「海外渡航前の英文による陰性証明書も対応できます」と明示されていた
●金額が安価(検査費用+英文の陰性証明書で¥20,000)

というわけで、5月17日の午後に予約の電話をしました。

医療機関の営業時間と渡航のタイミングに注意が必要

渡航が6月11日なので、その前日である6月10日を希望すると、ちょうど半休の木曜日にあたるため、当日の直接受診と診断書の受領はできないとのこと。(曜日によっては直接受診も可能のようでした)
そのため、

・午前中(クリニックオープンの9時)に来院して検査キットを購入
(この中に検査料と証明書代も含まれる)
・検査機関に本人が直接検体(唾液)を提出
・検査結果はメールにて連絡
・陰性証明書は翌日、直接クリニックにて受け取る
(その際に英文の証明書代として¥5,000を支払う)

という流れになりました。
また、

・唾液採取前の2時間前までに食事や歯みがき等は済ませること
・採取15分前からは水も飲まないこと

という指示がありました。

スケジュール的に、渡航当日にならないと陰性証明書が受け取れないのはちょっと不安ではありますが、仕方ありません。
また、Fクリニックは検査対象は唾液のみで、フランスが入国時に要請している検査「鼻咽頭検査」ではありませんでした。
これについては、フランス入国時に当該の検査方法でない診断書を持っている場合はフランス現地の空港で再度PCR検査が行われるということなので、敢えてそのままの診断書を持参するつもりです。

後日、検査の実際や出入国の様子などもここでお伝えしていこうと思っています。よかったらまたご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?