最高のエンターテイナー
「だって出会った それは消せない」
ラブミーテンダー by東京カランコロン
東京カランコロンは大学生の頃に友人に連れて行ってもらったライブをきっかけに大好きになったバンドです。
ポップで可愛くてキラキラした面と、鋭くて尖っててギラギラした面と両方を併せ持つ不思議な音楽を作る人たち。カランコロンの音楽はこんぺいとうのようにカラフルで決して真似のできない唯一無二という言葉が似合う。
本当は6月に解散予定だったけどコロナ禍で解散ライブが延期になり、無観客生配信という形でのラストライブ。お別れはできれば直接と思っていたけどこんな形になっても尚、むしろ最高のライブだった。
何から始まるのかドキドキしていたらせんせいのシンセの音が鳴り始めた瞬間に涙腺が崩壊してしまった。
「いっせーの、せ!」はカランコロンらしいポップさと厚みのあるコーラスラインが素敵。MVも可愛らしくて大好きな曲。
一曲一曲に沢山の思い出があって、その当時のことや参戦したライブのことを思い出すうちに気づけば笑顔になっていた。寂しくて仕方ないのに目の前の演奏は力強くてかっこよくて胸がいっぱいになる。
「ゴールがもしもあるとしたら、
エンドロールを観る日が来るなら、君とがいい」
リトルミスサンシャイン by東京カランコロン
特に再起動してからのカランコロンの音楽は5人のやりたいことが形になるのが目に見えてわかってもっともっと好きになった。もっとずっと応援していたかったし新しい曲も聴きたかった…。
でも最後の最後「ラブ・ミー・テンダー」の歌詞を噛み締めながら歌うせんせいといちろーさんを見ていたら、寂しいよりも幸福な気持ちで満たされて、泣いてるんだけど嬉しくてなんだかもう言葉にできなかった。
解散してしまったことは未だに現実味もわかずどこか地に足がつかないふわふわした気持ちだけれど、最後のMCでメンバーが「いつかまた気が向いたら集まろう」と言ってくれたのでその言葉をお守りに、残してくれた宝物のような楽曲をこれからも愛したい。
東京カランコロンに心からの感謝と喝采を。
「喝采送るオーディエンスたちに、高貴な礼で
"どういたしまして"」
どういたしまして by東京カランコロン
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