ほそくながく
ほそくながく
ゆらゆら
ゆーらゆーらって
火を灯したお香から
細長く煙がのぼってく。
こっちにきたり、あっちにいったり。
1本の細い線かと思いきや
たまに分かれ道を作っていたり
ゆっくりと向きを変えたり
飛び跳ねるように曲がって見せたり。
線香が煙のベールを纏っているように見える。
優しくなびくベール。
それは
風の流れを見せてくれる。
金木犀の優しい匂いを乗せて。
消えてしまえばただの灰。
それでも、最後の一瞬まで
心地よさを届けてくれる。
煙が消えてもなお
その空間いっぱいに、
君が乗せた香りが広がっていく。
ささやかでも優しくて
でも存在感のある君に
いたら安らぐ、そんな君に
あこがれます。
まだまだ未熟で無知な若者だけれど、そんな私でもできること、私にしかできないことがあると信じて前に進み続けます。よろしければ応援お願いします。