他者からの言葉に揺らがない自分になろう(735字)

四半世紀前に出会い、十数年お側で過ごさせて頂いた方と7年振りの再会を果たせました。当時からキラキラとしたお方でしたが、古稀を迎えられ内面・外見・人生が益々素敵になられている様子を拝見させて貰えました。

昔も今も、言葉の選び方に魅力を感じるお方で、何事も明るく前向きに捉え、全力で取り組み、試練と思えることでさえも楽しまれる御姿勢の積み重ねの結果かなぁ、と感じました。

その方の人生を俯瞰し、次に周囲を見渡してみると、子供が長時間共に過ごす人物が発する言葉は重要だと気付かされます。子供はマイナスな言葉や表現を聞く度、一瞬であれ心が動くことでしょう。子供でなくとも、上下関係のある会話も同様かと存じます。

日々繰り返される日常会話、一緒にTVなどを観て発する感想などに逐一棘や剣があればしんどいものです。それが自分に対して投げ掛けられた言葉であればどうでしょう。ましてや理不尽なものであったならば。

その都度心はグラグラと揺れ、小さな傷を負い、いちいちそれを建て直す必要があります。それが数十年続けば、自分の好きなことをする時間、己に向き合う時間が知らず侵食されるでしょう。 

清々しい言葉に触れ、いえ、せめてフラットな言葉を選べる大人と過ごせた子供は、引っ掛かる時間が無くて済むので、自ず幸せや成功の道に向かい易いのではないか、と気が付きました。

つまり、負の連鎖に遺伝や血は関係無いかもしれない、と感じられればそこに可能性が見い出せやしませんか。単に、他者の言葉で自分の心と時間が侵食されて来ただけ、と過去を捉え直し歩み直してみませんか。そしてこれからは、◯◯◯さんが周りに美しい言葉を掛け、美しいものを見出し、そして言葉は選んで聴くようにし、自力で人生を創り上げていきましょう。

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