センサー

「エネルギー観点からみれば、お金は私物化できない」というお話を聴いたあとのこと。

保険の効かない歯医者から「心配なんだったらもう何ヶ月かそのまま様子みられたらどうですか」と放たれまして。わたしはある程度の見通しがあると安心できるので、今後の流れや工程とざっとの予算について尋ねました。なんせ、技は素晴らしいのですが、保険が効かないので治療費がヒヤヒヤするわけです。この肌がピリピリ、チクチクされる空気にやられて、聴くことも、おじおじしていましたが、自分の安心のために聴けてよかったです。

住居の共益費の収支などを管理しているのですが、環境整備のために草刈りで発生した料金支払いについて、住人の方々と話をしました。これまでどのように対応されてきたのか、人によって様々だったことがあらためて再認識できて、ほっとしました。コロナがあったり、世界情勢の関係で価格高騰している。見積からさらに値が上がり、請求書をみてまたさらに跳ね上がっていて、ハラハラ冷や汗が出ました。

けれど、偶然タイミングが合って、お金の話を聴き、たまたまお金にまつわる出来事があった。
歯医者も草刈りをして下さった方も、仕事がはじめから終わりまで丁寧で、素晴らしい。それなら、そのまま、お金というエネルギーをお返しする。それで、十分。
なのに、肌がチクチク、心がザワザワするのは…はて…。

奥の奥の方で「お金が回らなくなったら、どうしよう」、「貯めていたものが果ててしまったら、どうしよう」というのが顔をちらちら、出していました。

幾ら源泉掛け流しの温泉、自然から惜しみなく湧き出る水も、流れ続けているもの。それをわたしはポリタンクで汲んで料理などで頂いているわけですが、使わないと苔が生えたり、澱んで濁ってきたりして、そのまま頂くのはちょっと…になります。

わたしは今のところ、家事や暮らしをきもちよくすることが仕事なわけですが。人やものとのご縁によって、広がったり深まったりした。さまざまな出会い、繋がりで、いくらでも豊かになることを知ってしまっているわけで。

今もこうして、滞りなく自動的に息を吸って吐いて、遊んで、食べて、大好きなお風呂に浸かって、あったまって、ぐっすり眠って…。
いろいろあるけれど、おかげさまで面白く、たのしくすごせている。

え…、エネルギー巡らせているし、生み出せてるじゃん。となりました。

そもそも「ある」ものは「なくなる」ものなのでしょうか。
「あることを知っている」から「生み出せる」の…はて…な。

唐突ですが、AIロボットは道や地図を認識しているから、目的地に到着できるのではなく、物とぶつからないようセンサーで感知しているから、辿り着けるらしいという話を耳にしました。なんだか、触角のある虫と似ているなと感じました。

センサー、触角、人にも触覚が。触覚って、すごい…。