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20200629

昨日は、クリムトの「接吻」の絵画。メルク修道院。なにかにつけて、オーストリア・ウィーンのことを思い出していた。

初めてのヨーロッパ旅行。夜の暗がり地図を見ながら、重いスーツケースを引きずり、なかなかホテルに辿り着けずにいたわたしたち夫婦。
目の前の信号が青になり、横断歩道を渡っていると、すれ違った中年の男性が「道に迷っているのですか?わたしが案内します。スーツケースもお持ちしますね。大丈夫、ジムで鍛えているから。」と、わたしたちのスーツケースを両手に持ち上げて、スタスタ歩き始めた。わたしは、(荒手の泥棒なんじゃないか?)と夫に話したが、夫は「スーパーマンだ!」と、喜んで跡をついていく。
中年男性は、手当たり次第、近隣のカフェやホテルに「彼らのホテルは近いですか?」と尋ねて回ってくれて、無事に宿泊するホテルに到着することができた。

というウィーンでのエピソード。人は、みんな誰しも「本心から、愛から発動し、行動したとき」人の役に立っているものなのかもしれない。それは、同時多発に起こっていることなのかもしれない。きっと、そうだ。

実家の父から牛肉が届いた。山形の霜降り和牛。その牛肉を玉ねぎ、糸こんにゃく、ごぼうを酒と醤油で炊いたすき焼き丼を作った。じっくり蒸し煮した玉ねぎの甘みで、味醂も砂糖も必要なかった。パートナーは、大喜び!わたしは、一口頂いた。父のこと、実家のことを思い出した。ありがたいなぁと思う。そのすき焼き丼をお弁当にして、出勤した。パートナーは、週に一度早朝にクロスバイクで、トレーニングを一〜ニ時間ほどしている。

パートナーを見送った後、もう一眠りしようかとも思ったけれど、いいおてんきだし、シーツや枕カバーを洗い、布団も干した。とても、清々しい。家事の中で洗濯とお皿洗い、水にまつわることが好きなようだ。

そして、ずーーーーっと長い間、履いていなかったスニーカーを、ようやく処分することに決めた。まだ履けるし、勿体ない。誰かに譲れば良かったのかもしれない。けれど、自分のきもちに従って潔く、捨てた。続いて、棚の整理整頓、床、箪笥の上、文机などを拭き掃除。埃を払ったり、拭いて綺麗にすると、心もピカピカに綺麗になる。その上、ここには、棚があると乱雑に置いた印象は、なくなるな。」とか、「土鍋や保存瓶を棚に収納出来れば、もっとスッキリするな」など、スペースを確認し、磨かれると色んな新たな視点で観えてくる。

衣服、靴、鞄、棚、箪笥、食器など衣食住、暮らしにまつわるもの、すべてシンプルにする。長く愛用できるものだけを選択して、生活する。そうするとわたしは、至極喜ぶ!

今や、買い物も週に一度しか行かないので、外出することがぐんと、減った。直接かかわる人は、夫であるパートナー、わたしたちの家族以外いない。けれども、SNSでかかわる人、これまで出逢ってきた人たち、思い出す人は、たくさんいる。面白い時代だ。

週末は山や川に行くことが増えた。梅雨はまだ明けていないから、本格的に遊べるのは文月からかもしれない。川で水しぶきあげて、遊ぶ!この夏は、行きたいところも何箇所かある。月望む町。水の清らかなところへ行く。あのカフェのカウンターにも座りたい。




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