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ゼロから始める暗号通貨③「通貨の種類」

こんばんは仮想戦士ロイです。今回は暗号通貨の種類について説明していきます。実は、まだ新しすぎる分野で明確な区別の仕方が決まっていない内容なので今回は自分がよく使っている暗号通貨情報サイトMessariの判別法を使って日本語で分かりやすく説明していきます。

基本的に暗号通貨は5種類+1=合計6種類の分野で分けることができます。

決済、インフラ、金融、サービス、エンタメ、+ステーブルコインの6種類です。


■Payments・決済系

1.ブロックチェーン上で動いている。

2.世界中からアクセス出来て、どこかの国や組織に所属していない。誰にもコントロールされない。

3.全自動型の決済プラットフォームである。

4.プラットフォームに貢献した人には自動的にプラットフォームから報酬が支払われる。(マイニング、ステイキングなど)

主な決済系暗号通貨の例:

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BTC: Bitcoin/ビットコイン(サトシナカモトが考案)

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LTC: Litecoin/ライトコイン(ビットコインよりも送金が高速)

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XLM:Stellar/ステラ―(ライトコインよりも送金が高速)


Stable Coin・ステーブルコイン(決済系の一種)

ステーブルコインはUSドルやEUROなどの既存通貨(フィアット通貨)と同じ価値を実現した暗号通貨のことです。例えば、USドルを担保にしたステーブルコイン・USDTテザーは常に1テザー=1USドルとして取引されます。

これを暗号通貨の世界では「テザーはUSドルにペグされた暗号通貨」と呼ばれます。

主なステーブルコインの例:

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USDT:Tether/テザー(USドル)

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USDC:USD Coin/USDコイン(USドル)

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EURS:STASIS EURO/ステーシスユーロ(EUROユーロ)**

**基本的にユーロではあまり取引されていません。米ドル以外のステーブルコインの一例として紹介しただけで、勧めているわけではございません。

■Infrastructure・インフラ系

1.ブロックチェーン上で動くアプリを開発できる、もしくはそのツールがある。

2.他の会社やサービスが独自のブロックチェーンを新しく(インフラ系の暗号通貨のネットワーク上に)作ることができる。Blockchain-as-a-service(BasS

3.複数のブロックチェーンをリンクし、ブロックチェーン間での取引ができる

4.拡張性があり同時に大量の取引を処理することができる。(スケーリング)

5.ネットワーク上でプログラムを動かせる。(スマートコントラクト

主なインフラ系暗号通貨のの例:

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ETH:Ethereum/イーサリアム(若き天才集団が開発)

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DOT:Polkadot/ポルカドット(イーサリアムの元CTO「最高技術責任者」が開発)

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ADA: Cardano/カルダノ(イーサリアムの元メンバーが開発)

■Financial・金融系

1.ブロックチェーン上で暗号資産を管理するツールがある(アセットマネジメント

2.ネットワーク上で暗号通貨の取引所・金融サービスを展開している(DeFi、DEX、Centralized exchange)

3.ネットワーク上で暗号通貨の貸付サービス(Lending)

4.ネットワーク上でマーケットの市場予測

主な金融系暗号通貨の例:

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BNB: Binance Coin /バイナンスコイン(総合金融ネットワーク)

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UNI: Uniswap/ユニスワップ(暗号通貨スワップ・両替)

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AAVE:Aave/アーベ(暗号通貨の融資・金利サービス)


■Services・サービス系

1.暗号資産を用いたAIモデルやAIテクノロジー

2.ブロックチェーンでのデータ管理ツール

3.ブロックチェーンと現実世界の時間、物、人を結びつける認証ツール

4.医療、エネルギー、ウェブサービスデータとの連動ツール

主なサービス系暗号通貨の例:

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LINK: Chainlink/チェインリンク(オラクルデータ管理と認証サービス)

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IOTA:MIOTA/ミオタ(IOT対応のデータ管理・決済サービス)


■Media and Entertainment・メディアとエンターテインメント系

1.広告・マーケティングネットワーク(ブロックチェーン上で)

2.動画・音楽などのコンテンツ作成・配信サービス(ブロックチェーン上で)

3.NFTなどのコレクター向け「一点物」を扱うサービス(ブロックチェーン上で)

4.ゲーム・SNS・VR(バーチャルリアリティー)を扱うサービス(ブロックチェーン上で)

主なメディア・エンタメ系暗号通貨の例:

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THETA:THETA/シータ(動画配信サービス)

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ENJ:Enjin Coin/エンジンコイン(ゲーム・NFTサービス)

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MANA:Decentraland/ディセントラルランド(VR仮想空間・NFTサービス)

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BAT:Basic Attention Token/ベーシックアテンショントークン(広告ネットワークサービス)

いかがだったでしょうか。「海外送金が便利になる」、「投機的に儲かる」印象から、普段の生活に欠かせない様々な利用法が頭に浮かんだでしょうか。次のアマゾン、グーグルはこの中に眠っているのかもしれません。

これらの分野を一つ一つ掘り下げた解説も今後していきますので、応援よろしくお願いします。

仮想戦士ロイより。

参考資料:Messari Classifications





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