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ゼロから始める暗号通貨②「ウォレットとは?」

仮想通貨で使う三つの財布(ウォレット)

こんばんは仮想戦士ロイです。今回は仮想通貨を安全に始めるのに欠かせない財布の話です。安全に始めるために必須アイテムなので持ってない方は是非持っておきましょう。

両替用の財布(安全性:☆☆★)

まず皆さんがよく耳にする、日本のコインチェックやビットフライヤーの口座は「両替用の財布」だと思ってください。これは日本円や米ドルを仮想通貨に両替したり、仮想通貨を日本円に換金するための財布です。仮想通貨を始めるために一番必要な財布でもあります。

両替用の財布は取引所(コインチェックなど)が管理しているものなので、財布に直接アクセスする秘密鍵(シードキー)はありません。アクセスするには取引所の専用アプリやウェブサイトにログインする必要があります。なので、安全に両替用の財布を運用するには登録する時に安全なメールアドレスを使うことが重要になります。(詳しくは「ゼロから始める仮想通貨①」で説明しています。)

普段使いの財布(安全性:☆★★)

ここで言う「普段使いの財布」はネットショッピング、DeFiサービス、仮想通貨ゲームなどのアプリをするために特化した財布のことを言います。Chromeブラウザや、iPhoneにインストールして簡単に決済ができます。代表的なもので「Metamask」「Trustwallet」などのが挙げられます。

仮想通貨でサービスを行っているウェブサイトにアクセスするとワンタッチで繋げることができる便利な財布です。とっても便利な反面、常にネットに接続している状態なのでハッキングされる危険性があります。なるべく普段、使う分だけをこの財布に入れておきましょう。

街に買い物に行くときに使うような財布だと思ってください。常にスリに遭うかもしれないような危機感を持っておきましょう。

MetamaskやTrustwalletはネットから誰でもダウンロードしてすぐに財布の口座(アドレス)を開くことができます。初回登録時にその財布の秘密鍵(シードキー)が発行されます。この秘密鍵を使えば、違うデバイス(PC、スマホ)からもこの財布にアクセスできます。逆に他人知られてしまうとその財布にどこからでもアクセスされるので絶対に他人に教えないでください。(初心者が引っかかる詐欺の例をゼロから始める仮想通貨①」で説明しています。)

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Metamask(メタマスク)はEthereum(イーサリアム)ネットワーク専用の財布になってます。Metamaskではビットコインは使えません。

金庫用の財布 (安全性:☆☆☆)

最後に「金庫用の財布」は長期的に仮想通貨を保存するための財布です。ネットに繋がっていない為、ハッキングされる可能性がほぼ無い財布です。主に、「ハードウェアウォレット」と呼ばれるものをここでは「金庫用の財布」と言います。市販されているものでは「Trezor製」と「Ledger製」が有名です。

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入金や送金するときだけパソコンやスマホにつなげて使用します。必要な入金や送金が終わったら、パソコン(スマホ)から取り外しましょう。これも初回登録時に秘密鍵が発行されます。秘密鍵(シードキー)は絶対に他人に教えないでください。

金庫用の財布は絶対に無くさないようにしましょう。

自分で管理するのがどうしても無理な方はコインチェックなどの両替用の財布を金庫用の財布として併用する手もあります。ただし、両替用の財布の管理会社が倒産、ハッキングされる危険性を分かった上で使いましょう。(Counterparty Risk)

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