ブロックチェーンとは?ステーキングって何?暗号通貨の基本用語解説①
こんばんは仮想戦士ロイです。今回はブロックチェーンや暗号通貨の話で度々出てくる専門用語を丁寧に分かりやすく説明したいと思います。
「ブロックチェーン」とは?
ブロックチェーンとは安全に個人個人が直接、お金や情報を第三者機関(銀行、大企業、国家)を介さずにやり取りできる仕組みのことです。一言でいうと、全員のお金の取引記録の通帳をたくさん繋げたものです。全員の情報をブロックにしてチェーンのように繋げたものをイメージしてみて下さい。
ブロックチェーンの参加者一人一人が全員分の通帳を持っているので、一人の悪者が自分の通帳に不正を行っても全員の記録からそれが不正であることが判明できます。不正だと見なされた記録はチェーンに繋がりなりません。全員でお互いを監視しあうことで、今まで銀行のような第三者機関に頼らなくても安全にお金の取引ができるのが特徴です。
複数の不正な通帳があったときは多数決で決めます。よってネットワークの51%を悪者が掌握した時は不正を堂々と行えます。(通称51%アタック)
記録はブロックチェーンに繋がったパソコンなどの端末(ノード)を通して行います。
「スマートコントラクト」とは?
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上にお金の通帳の情報に具体的な取引の契約内容を記録する仕組みです。契約の記録が全員に分かるので買った物の所有権やお金の貸し借りを全員で監視できるのが特徴です。
応用として、□□を○○で購入したという契約を記録する以外にも、様々な条件を書くことができます。
商品Aを受け取った時に、支払いをする。デジタルアートBが転売される度に、作成者に売り上げの10%還元する。
など条件が整った時に自動的に送金する契約書が作れます。
上手に条件(プログラム)を書くことで契約書自体に様々な役割と応用(アプリケーション)を持たせることが出来ます。
スマートコントラクトに対応しているブロックチェーン(イーサリアム等)と、対応していないもの(ビットコイン)が存在します。
「マイニング」とは?
マイニングとは全員分の取引記録や契約情報をブロックチェーン上に記録し管理する方法の一つです。ブロックチェーンに全員の通帳の記録を付けてくれた者には報酬が支払われる仕組みになっています。
具体的には、記録するときに時間と電気代がかかる複雑な暗号パズルを解かせる作業を行わせます。対価(時間と電気代)を支払わせることで不正を少なくする意図があります。正しく記録(ブロック)を完成させた者には報酬が割り当てられています(Block Reward)。
暗号通貨のマイニングで儲かるというのは以下の時です。
支払われた報酬 > 払った電気代
マイニングで取引を記録している暗号通貨はPoW(Proof of Work)コンセンサスを採用していると表現されます。
例:「マイニング可能なコインはビットコインみたいなPoWのコインだけだね」
「ステーキング」とは?
ステーキングとは、マイニングとは別のブロックチェーン上の記録を管理する方法の一つです。対価を払えば誰でも取引の記録ができるマイニングと違い、自分の資産をブロックチェーン上に預けてネットワークから承認された人のみが取引を記録できるシステムです。
取引記録に不正を行った場合預けた資産を没収され、正しく記録した者には報酬が貰えます。この資産をネットワークに預けることをステーキングと呼びます。
難しい暗号パズルを解かなくても良いので消費電力はマイニングと比べて非常に少ないのも特徴の一つです。
一般的に知らているステーキングは手数料を払う事で、端末(ノード)を持っている者に代理で記録作業を行ってもらい、資産を預けるだけで報酬を得ることが出来ます。当然、代理の者が不正を行った場合は預けた資産は没収されるので信頼できる代行者に預けることが重要です。
自分でステーキングを行う場合は、各暗号通貨ごとに決められた、端末(ノード)の必要最低スペック(corei7以上など)とネットワークに預ける必要資金額の両方を満たした上で承認を貰わないといけません。
ステーキングの報酬は預けた資産の額に対して金利という形で支払われるのが一般的です。
ステーキングを採用している暗号通貨はPoS(Proof of Stake)コンセンサスを採用していると表現されます。
例:「ポルカドットはPoSだからマイニングできないよ、代わりにステーキングすれば金利で儲かるね」
いかがだったでしょうか。ブロックチェーン、スマートコントラクト、マイニング、ステーキングの基本用語4つの解説でした。補足やより詳細な説明はご要望があれば、やっていきたいと思ってます。スキ、コメント待っています。今後ともよろしくお願いいたします。
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