第34話【最終回】 二人で選んだ結末
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私の匂いに欲情し、快感を一粒たりとも逃すまいと狂ったように手を動かす彼の乳首に付いたピアスにそっと触れる。
「心臓に近い方だから」という理由で左の乳首に開けられたピアス。
私達が縁を紡ぐキッカケとなったそのピアスは、こんなに薄暗く、俗世と遮断され、本能にまみれた陰湿な時間の中だというにも関わらず、まるで今の私達を表すかのようにキラキラと輝いていた。
「あああ!!で、出ちゃう!!出ちゃう!!」
「気持ちいいね♡ ねぇ