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なぜグルメアプリ「SARAH」がブロックチェーン活用を決めたのか

グルメアプリ「SARAH」とは?

世の中においしい!を増やすをミッションに掲げ,2014年にリリースした月間200万人が利用するメニュー単位のグルメアプリです。
口コミ数は100万件以上、60以上の国で利用されており、10年間にわたりWeb2領域で活動してきました。

SARAH がブロックチェーンに参入した理由

よくいただく質問の一つに、「Web2で10年間運営してきたグルメアプリが、なぜ、またどのようにブロックチェーンを活用しているのか?」という点があります。

SARAHとブロックチェーンの活用方法

SARAHは、口コミデータや、NOREN NFTのトランザクションを独自で開発したブロックチェーン「ONIGIRI Chain」に記録しています。
なぜサービスで生まれたデータをブロックチェーンに記録するのかについて説明します。

口コミデータをブロックチェーンに保存する理由

 1、ブロックチェーンによって,それぞれのサービス間でのデータの相互利用が可能な状態を目指す

SARAHが提供するインターオペラビリティは、他のグルメアプリや関連サービスとデータを共有し、相互に利用可能にします。これにより次のような利点が得られます。

ユーザーにとってのメリット

  • 複数アプリ間でのデータ利用:

    • ユーザーはSARAHに投稿した口コミデータを他のアプリでも利用できます。 例えば、SARAHで投稿やブックマークしたお店を他の地図アプリや他のグルメアプリで表示できたり、SARAHへの投稿をもとに、他の健康管理アプリで表示し、自分の健康状態の把握や、食生活のレコメンドを受けることができます。 我々は、メニュー単位の口コミデータは、グルメアプリでの活用だけでなく、様々なサービスで活用することが可能であると信じています。

SARAHにとってのメリット

  • 新たな用途へのデータ活用:

    • メニュー単位の口コミは、ヘルスケアアプリなどのグルメ以外の用途にも活用可能で、ユーザーの健康管理や食事選びに役立ちます。いつ誰が、どんなものを食べているのかの情報がブロックチェーンに保存されることで、データの使い道が増え、その価値は高まります。SARAHの場合は、口コミデータを食品開発会社に販売することで、このプロジェクトの持続可能性を高めています。

    • SARAHの口コミデータが他のサービスで活用可能になるように、他のサービスのデータがSARAHでも活用可能になることを目指します。これによってSARAHアプリのレコメンド機能の精度向上を目指します。


SARAHではNOREN NFTという,一定回数のお店への訪問の証明となるNFTを発行しています。NOREN NFTはパブリックチェーン上にあることによって各ステークホルダーがメリットを享受しやすい仕組みになっています。

ブロックチェーンにデータを保存することで,永続的なデータの保存を目指す

社会にとってのメリット

  • データの永続的な保存:

    • ブロックチェーンにデータを保存することで、永続的にデータを残すことができます。これにより、次のような長期間にわたる利点が社会に生まれます。

    • 長期的なデータ利用: 例えば、30歳の人の食生活データが80歳になっても残っているため、医療や製薬、保険といった長期間のデータを必要とする産業にも役立てることができます。

    • サービス終了後のデータ保持: サービスが終了しても、データはブロックチェーンに保存され続けるため、ユーザーのデータが失われることはありません。

飲食店以外からのユーティリティー提供も可能、価値の共創機会の基盤を作る

NOREN NFTがパブリックチェーン上に存在することにより、SARAHユーザーの抽象化された行動履歴が公開されるため、第三者からのアクセスが向上し、第三者が独自のユーティリティを付与する自由度が高まります。
これにより、飲食店や食品メーカーなど、さまざまな業界の事業者がNORENを利用して特別なプロモーションや限定サービスを提供できるようになります。
例えばカレー屋のNORENを獲得しているユーザーに対してカレーを作っている食品メーカーからダイレクトマーケティングをすることが可能になりますね。
これらの業界との連携は、NORENの価値を高め、ユーザーや事業者双方に新たな価値を提供することが期待されます。今後、飲食店や食品メーカーとの協力関係をさらに深め、NORENが持つ潜在的な利用可能性を最大限に引き出すことを考えています。

誰がどんなお店に通っているのか,どんなごはんが好きなのかに関しての情報が誰でも閲覧可能になることによって,多くのプレイヤーに価値を提供できると考えています.このようなデータを独占するのではなく,公開することによって価値を共創する基盤を作れると考えております.

NOREN NFTで食品メーカーとの連携強化の可能性を探る


株式会社SARAHでは,SARAHに投稿された口コミデータを食品メーカーや,小売企業,飲食企業にすでに提供しています。
現在,50社以上の食に関わる企業がSARAHを通じで,食品開発のデータを集めていますが、NOREN NFTの活用により、食品開発だけではなくマーケティングの機会を提供することもできるようになるのではと考えています。


最後に

以上のように、SARAHはブロックチェーン技術を活用することで、「おいしい!を増やす」を世界中で実現できると考えています。
さらにユーザーは Web3を意識しなくてもいいUXになっているので、リリースから1ヶ月で400ものNOREN NFTがミントされています!
その体験を作り出しているウォレットの設計などについてはまた紹介させてください!
次回はNORENとUMEについてのトークンエコノミクスについて解説します!


ぜひアプリのDLをして口コミを投稿し、UMEとNORENを獲得してくださいね!
アプリ
iOS▶️https://apps.apple.com/jp/app/sarah-サラ-おいしい-が増えるグルメコミュニティアプリ/id916083595
Android▶️https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sarah30.android&hl=ja&pli=1
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おいしい一皿が集まるグルメコミュニティアプリ「SARAH」 企業向け外食ビッグデータ分析サービス「Food Data Bank」 運営 株式会社SARAH