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流星群を楽しむためのコツ〜夜空を眺めて過ごす15分〜

2023年8月13日ごろ、ペルセウス座流星群がピークを迎えます。

突然ですが、部屋の明かりを消したときのことを想像してみてください。最初は真っ暗で周りがよく見えませんが、少し経つと目が慣れてきて物の輪郭がわかるようになりますよね。
星を見るときにも同じことが言えます。外に出てすぐは少ししか星が見えなくても、夜空を眺めているうちにだんだんと見える星の数が増えていくのです。

さて、せっかく流星群を楽しむのなら、暗闇に慣れた目でたくさんの流星を見つけてみたくありませんか?
暗闇に目を慣らすためには15分ほど夜空を眺めるのが良いとされていますが、ただぼーっとしているだけでは時間を長く感じてしまいそうです。
そこで、本記事では暗闇に目が慣れるまでの15分間の楽しみ方を3つ紹介いたします。個人的な楽しみ方ではありますが、お役に立てたら嬉しいです。


1. 願い事を考えてみる

よく「流れ星に3回願い事をすると願いが叶う」と言いますよね。もしも願い事が叶うなら、あなたは何を願いますか?

今年の私は「資格が取れますように」と、もう少し欲張って「ライブの日に体調を崩しませんように」です。文字に起こしてみると、それを叶えようと気が引き締まる感じがします。
最近の私は、実際に流れ星に向かって3回言えたかどうかではなく、流れ星を通して自分の願い事を意識することが大切なのではないかと思うようになりました。

まだ願い事が決まっていないのであれば、夜空を見上げて15分、ゆっくり自分と向き合ってみるのはいかがでしょうか。

2. 明るい星を探してみる

夏の夜空には、目が暗闇に慣れていない状態でも見つけやすい明るい星がたくさんあります。

例えば夏の大三角形。
真っ直ぐ上を見ると明るい星が3つあり、それらを線で結ぶと小学生のころに算数の授業で使った三角定規のような形をしています。直角三角形の90度の位置にあるのがこと座のベガ、60度がはくちょう座のデネブ、30度がわし座のアルタイルです。

また、南の空には赤い星、さそり座のアンタレスがあります。
「アンタレス」という星の名前は、ギリシャ語で「火星に似たもの」という意味を持っているそうです。ぜひ、夏の大三角形との色の違いを楽しんでみてください。

さらに、2023年8月であれば南東の空に土星が見えます。
※土星といえば大きなリング(土星の環)が特徴的ですが、残念ながら肉眼ではリングを見ることはできません。土星を見つけたら、リングは心の目で見ましょう。

3. 星座神話の世界に浸ってみる

星座には、ギリシャ神話がモチーフになったものが数多くあります。

本記事で紹介しているのは「ペルセウス座流星群」ですが、皆さんはペルセウス座の神話をご存じですか?
神話には諸説ありますが、私はペルセウス座の神話を『国のための生贄に捧げられたお姫様(アンドロメダ)を他国の王の血を引くヒーロー(ペルセウス)が助けに来てくれる、ロマンチック王道ラブストーリー』だと思っています。

同じ空を見るのでも、星座神話を少し知っているだけで見え方が変わってきます。神話を思い浮かべながら星を繋げていけば、15分なんてあっという間です。
ぜひ、お気に入りの神話を見つけて夜空に想いを馳せてみてください。

さいごに

最後までお読みくださりありがとうございました。
2023年のペルセウス座流星群は月明かりも少なく、観測には好条件らしいですね。そんな流星群を目一杯楽しむためにも、まずは暗闇に目が慣れるまでの15分間、夜空を眺めて過ごしてみませんか?
本記事が何か少しでもお役に立てれば幸いです。

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