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わちゃわちゃ雑談に最適なビデオ通話ツールとは

それはspatial.chatである

期待するのは放課後の図書室

あるいは大学のサークルの部室。
特に約束してないけどなんかばらばら集まってくる場所。
でも別にそれぞれ好き勝手なことしている。
あっちのやつは勉強してるしこっちはマリカしてる。
そっちではYoutubeみんなで見て笑ってる。
複数のクラスタがなんか普通に同じ空間を共有している。

欲しいのはそういう場所なんだけど大抵の通話ツールだとそうはならないんですよね。
同時にしゃべると「あ、すいませんどうぞどうぞ」って感じだし、
友だちとZoomしても「何か企画あったほうがいいよね」とか「うまく司会がまわしてくれないとみんなとは話しにくいよね」とかいう話になって、
それはそれで楽しいんだけど「でも一番欲しいのはそれじゃないんだ!」という気持ちになってしまう。

だらだらずっとわちゃわちゃしたいんだ私は。

サービスの特徴

※以降は2020/7時点の情報です

spatial.chatは距離の概念があるビデオ通話サービスです。
近くの人の声が聞こえ、遠ざかると声が小さくなっていき、さらに離れると完全に聞こえなくなる、というオフライン世界では普通の現象を、あえてオンラインの世界で表現しています。

入室すると真ん中に現れる自分のアイコンを自由に移動させて距離を調整してみましょう。
ShareされたYoutube画面や他の参加者の側にアイコンを移動させると音が聞こえてくると思います。
YoutubeのShareは画面上部のアイコンからURL指定でできます。

画像1

↑聞こえる

画像2

↑聞こえない

だから離れたところで別のYoutubeを流して好きな方に行って聞いたっていいし、あっちで話しているひとの話を小耳にはさみながらこっちで別の雑談していてもいい。
「うわ、これじゃん・・・」って思いました。

ブラウザで利用でき、ユーザー登録なし、無料で使うことができます。スマホでも利用可能ですが、Youtubeやスクリーン、画像のShare機能はPCブラウザからのみ可能です。(スマホからPC画面表示でも使えそうなかんじではある)

TIPSまとめ

・50人まで使えるらしい
・ShareしたものはShareしたひとにしか動かせない
・Shareしたひとが退室するとものも一緒に消える
・スペース作成者にメールされる管理用URLからShareしたImageは
 退室しても消えない
・Youtubeは連続再生はできない
・バーチャルカメラ使えないっぽい(MacChromeだと使えない説も)
 →2020/7/2追記)UI大幅アップデートとともに使えるようになりました!
・テキストチャット機能はないので、よくShare Screenで
 テキストアプリケーションなどを表示して代用したりします
 →追記)実装されました!
・ビデオも使えるけどアイコン程度にしか切り抜かれないので
 手元とか映したい場合には向かなそう、これもShare Screenで補ったり

あともともとの背景が宇宙っぽくて個人的には好きなんですが、この広大な空間に放り出されるとみんななんとなく1箇所にかたまってしまいがちです。
もったいないので管理者は背景画像で工夫してみましょう。

私はこんなかんじで簡単に「雑談・DJエリア」「ROM専エリア」「一時離席」の目印を用意しています。

画像3

多目的部屋かつ同時に集まる人数がそれほど多くないので今のところこれで十分かなと思いますが、もっと大人数集まる部屋では座席表置いたりマップ置いたりしてるようです。

バーチャルオフィスとして使うなら注意が必要そうなこと

spatial.chatは、コロナによるかつてない長期リモートワーク期間の中でも、いわゆるザッソウ文化を保つことのできるツールの有力候補だと思います。
ただ基本的にはバーチャルパーティーのようなカジュアルな私的利用を想定したサービスなので、セキュリティの観点では強いとはいえないのも現状。

・URLさえわかれば誰でも入れる(パスワードもかけられない)
 →12/1追記)パスワードかけられるようになりました!
・入退室音がなく、この広い空間に知らないひとが紛れてても気づきにくい
・若干動作が不安定なときがありそう(マイク・ビデオ)

この時点でもう昨今ざわつかれているZoomのセキュリティ不安なんて比較にならないですね。

セキュリティ水準は企業によってけっこう違うと思うので、そこまで厳しくない会社であれば、普段のさぎょいぷ空間にはspatial.chatを使って、外部に漏れては困る情報について触れるときには「ちょっといいですか」って声かけて別のツールを使うのがよさそうです。
でもこの流れはオフラインの頃のオフィスでも割りとそうだし多少の意識ですぐできるのではないかと思います。

色々工夫しながら使っていきたいと思います。おすすめ。

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