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"好き"を貫いた先に

あなたには好きなものがありますか?

僕の推しの南沙良ちゃんは巨大生物が大好きで好きな巨大生物を聞かれればモササウルスの名前が出てくるし、プライベートでは遠方の福井県立恐竜博物館に足を運ぶくらい筋金入りの巨大生物推しだ。

そんな推しに昨年初めて"恐竜"のお仕事が舞い込んだ。
兵庫県立美術館、そして東京•上野の森美術館で開催された特別展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造 」の音声ガイドのお仕事だ。

推しの気持ちを考えると言葉にならないくらい嬉しくて普段出不精な自分もすぐさま兵庫まで飛んでいった。
普段美術館には行かないので変に身構えていたのだけれどイヤホンから流れてきた推しの声がとても温かくてリラックスして心から楽しむことができた。
そして何より推しのガイドは展覧会をかけがえのないものにしていた。

昨年は音声ガイドのお仕事に加え、映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」の吹替声優にも選ばれた。
配給元が起用理由に推しの巨大生物好きを挙げている。

『自分が考えていることや好きなものを自分で表現して、発信していくことが大切だと思います。』
以前、推しは夢を叶える秘訣を聞かれた際にこう答えている。

僕は熱中できるくらい何かを好きになった経験がほとんどない。
だからこそ思う。
"好き"を貫くことがどんなに尊いか。

想いを叶えた推しは最高にカッコいい。

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