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題名 「悲しみの先へ」

止まる足跡に
溜め息の欠片が落ちていく。
動かぬ心の存在と
動きたくない拒絶の嵐。
静かに落とす涙に下を向き
激しく落ちる涙に心を閉ざす。
誰にも言えぬ心があり
言葉に出来ない思いを胸に
ただひたすら一人で耐えていく。
不思議とその場所に慣れ
空虚という何も感じない心が
自分に生まれていく。
心の奥深くに紛れ込み
感じていくその思いは
悲しみの底を経験する。
その場所から見上げる空に
光は見えてこない。
ここに留まり続けるのか
それとも這い上がっていくのか
登ることで自分の光を知るのであれば
この思いを答えとして導きたい。
一心不乱に駆け抜けて
悲しみを越えていき
辿り着く先の
さらにその向こう側へ
この思いが届いた暁には
透明で綺麗な涙を流したい。

              紗羅

このまま悲しみを
深くしていくことや
ずっと悲しみのままだって
良いのではないかと
書きながら思ったりする。

分かっていても
書こうとすると
必ず手が止まってしまう。

たとえ、書き上げたとしても
いつも上書きする。

何かが違うと感じ
頷くことが出来ない。

文章を書いていくことで
自分の性格を改めて知ることになる。

夢や希望
欲と言う思いを胸にしながら

力や情熱
野心と言う思いを手に握り

いつも自分の思いへ忠実に
寄り道することなく
ただ真っ直ぐに駆けあがろうとしていく。

逃げ道を探せる程の器用さは
自分にはない。

逃げられないなら向かうしかないと
生きていく中で突きつけられる。

だから1つずつ越えていくこと
それしかないと思っている。

いつも暗闇の中で思うことは
光を見つけて笑いたい。
その答えだけが目の前に映り
自分は単純な人間だと改めて気づく。

変化球は投げられず
ストレートな文章を書いている。

自分の書いた文を見ていると
そんなことに気がつきます。

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