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題名「結晶の森」〜冬詩二章〜

降る雪を見つめ
奥深く入り込むように
足を運ばせていく。
ふんわりと舞い散る雪は
優しげに浮かび
ゆっくりと地へ落ち
溶けゆく結晶に
儚さをこの胸は感じながら
惹き込まれるように
白き森へ迷い込む。
1人歩く道半ば
あの日も
この場へ訪れた
自分の面影が
幻のように映り
追いかけるその瞳の先は
透明に光る雪の在り処。
真冬の中に立ちすくみ
辿る寒さをこの身は覚え
静かに降る雪と
止まらない時が
この森へ降り注ぐ。

         紗羅

頭の中で坦々と
考えた詩になります。

季節のイメージを念頭に置き

連想される言葉の数々を
繋げてみたり
パズルのようにはめていく。

冬へと繋がっていき
この詩が完成。

思考の世界を描いてみました。

「結晶の森」
〜想像を広げゆく詩〜

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