題名 「寒晴の刻」
身が引き締まるような
厳寒に覆われて
全身へ伝わってくる
凍えるような季節は
肌に痛みを
感じるほどの大寒。
歩くたびに
白い息が空を舞い
進んでいくごとに
この身体は少しずつ
感覚を忘れていく。
両手へ吐き出す深い息と
そのまま見上げた空に
冬の真ん中へ立つ自分が
この場で一人佇む。
見渡す彼方には
オレンジ色の朝焼けが
ゆっくりと
起き上がるように
この空へ昇ろうとしていく。
寒き冬へ訪れた陽の光に
辺りはゆっくりと包まれながら
遥か遠くまで澄み渡り
眩い光がこの地へ降り注ぐ。
紗羅
仕事へ行く前の散歩は
6時過ぎとなり
まだ暗く大寒の時期を
感じている毎日です。
足を進めていくと
辺りは明るくなり
遠くには陽の光が見え
寒さと闘いながら
「早起きは三文の徳」
そんな言葉を思い浮かべながら
綺麗な朝陽を眺めています。
しばらくは天気が続いていて
風もほとんどなく
寒くはあれど
歩きやすいと感じている数日。
もうすぐ2月になり
立春がやって来るので
少しずつ春色に移り変わって
冬納めへ近づいていく。
まだまだ寒いですが
日の出が早くなっていくのを
実感しながら
春待つ心で
冬の終着地へ向かい
今日も今から歩きます。
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