題名　「自己存在の意義」

一人しか存在しない自分
僅かな時を必死に生きる。
この道は何も見えなくて
歩けば果てない分岐が広がり
息を切らす傾斜を進んだら
行き止まる壁へとぶつかる。
きっとここで自分に問う。
自分は何故ここにいて
生きているのかと…。
この時心は自分の内になく
心の視線は何かを求め外へ向いている。
追いかける必要もなく
願い焦がれなくてもいい
自分はここに居るから。
体と心を重ねて
今を見つめよう。
この地を一歩ずつ踏み締めていくことが
自分の存在を知り
意味や価値へと繋がっていく。
ただの自分を真っ直ぐに生きていこう。

　　　　　　　　　　　　　　　紗羅

何のために生まれて
何のために生きていくのか…。

存在することや
意味や価値を考えても分からない。

今自分はこの場所に立ち
呼吸と共に何かを見つめている。

いつも自分に付き纏う感情は
目の前に立ちはだかり
自分で自分の邪魔をしていく。

だから、真っ新な道を歩むのは理想郷。

それでも要らぬ感情は
削ぎ落としながら
心を身軽にしていきたい。

囚われることなく
縛られることなく
視野広く見渡し
どこへでも駆けていけるように

ここに存在する自分を
ただ生きてゆく。
飾ることなく自分の道を歩んでいこう。