見出し画像

題名 「覚悟の地」

持ち合わせぬ思いは
どこかで知り
どこかで見つけ
巡り周って知る心。
それでもやりきれない気持ちが
自分へと降りかかる。
人として生きることは
予期せぬ日々の連続。
本来の希求は
叶わぬ願いだと
本能が頷いても
それを打破するため
いつでも夢を見ようとする。
その揺れ動く感情に
取り込まれていきながら
明暗の姿を繰り返す。
浅い呼吸の途切れる音へ
深い呼吸の繋がる振動が
交互に重なり合い
心の奥に潜む
覚悟の存在を認め
少しずつ身体へと馴染ませる。
納得の域には程遠く
それも覚悟の上と知り
人である自分として
この地へ立ち
今を見つめていく。

          紗羅

覚悟とは何だろう…
ふいに思い
詩を書いてみました。

自分がこうやって
生きていること自体が覚悟であり

不安や怖さを抱え
そこに期待や希望を乗せて
日々を重ねているのだと感じます。

こうだと決めた覚悟や
あらかじめ分かっていた覚悟も

人のあらゆる感情と
さまざまに起こる出来事で

右に揺れ、左へ揺れ
崩れ去ることがあり

それを貫くこともある。

覚悟は経験値なのかと
考えてみたけど…

そうではなく
大人も子供も関係ない

そんな事を思う。

どんな状態や状況であっても
自分の心次第ですべてが決まる。

結局は
ここに辿り着くのだと
改めて感じる。

先が見えない人生に
覚悟を決めるのは
難しいかもしれない。

でも大切なことを
素通りしてしまわないように
ちゃんと気づけるような

心構えは持っていたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?