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題名「夢と現実の狭間」

人は遠く先を見つめ
広大な夢を見る。
笑顔の行方を追いかけ 
どこまでも自分の空を描く。
宙を浮くように
優しい風に乗りながら
ただひたすら真っ直ぐに
心のままで地に足を付く。
瞳は今を見つめると
確かな鼓動が聴こえてくる。
生きる実感は
今ここに在り
すべてを肌は感じていく。
人波に押されて紛れ込み
地図から吹き飛ばされても
身体に刻まれた
一度きりの夢は
またこの場所へと
自分を還らせる。
いつでも狭間にいながら
この心はどこへでもゆく。

           紗羅

幾度となく夢を見ながら
現実の場所へ立つ。

そこには…
夢から現実へと
真っ直ぐに向かう
綺麗さだけではなく

夢でも見ないと
やっていられない日々もあり

現実から逃げたくて
夢に浸りながら
無い夢を追いかけたりもする。

人は生きていく中で
不安や不満を抱え
いろんな出来事に揉まれながら

夢と現実に触れ
行ったり来たりを繰り返し
折り合いをつけていく。

夢の中にずっと居ては
現実に足を付けず
ふらついてしまい
人波へ流されてしまう。

現実の中にずっと居ては
安全や安心の元でしか
動かなくなり
いざと言う時に足を止めてしまう。

どちらに偏り過ぎても
心が切なくなったり
痛い思いをしたりする。

しかも…
この偏りが「固定観念」となると厄介。

自分の枠だけで
収まっていれば問題ないけど

バランスが悪いと
心身は共に繋がっているから影響を及ぼし

凝り固まる思考を外へと向けてしまう。

自分はそうじゃないだろうと思っても
相手からはそう思われていないかもしれない。

時々、修正をかけるように
夢を見ながら空想を広げ
現実を見ながら足跡をつけていく。

普段は狭間にひっそりといながら…

何かあったら
すぐに飛び出していく人でありたいし

こんな考え、あんな考え
こういう人がいて、ああいう人がいて…

どちらへも振り幅を切り替えられる
思考を持っていたい。

そんな事を思いながら
今日の詩を書きました。

今回は後書きが
長くなってしまいましたが

ここまでお読み頂きまして
ありがとうございます。

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