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題名 「真実の瞳」

大剣を奮わせ
刺さる刃は自分へ跳ね返る。
その痛みに耐えきれず
再び振りかざし
誰かを巻き込みながら
自身の奥へと浸透していく。
傷しか生まれない場所は
嘘で固められる
錆びついた幻想の楽園。
誤作動を起こす心のネジが
動きを止めるように
自分は支配下に置かれる。
流されるがまま
存在を隠すように掻き消し
無かったかのような
振る舞いが滑稽に見え
操り人形となり
いつも自分に絡まっていく。
流れゆく人々の旋律に耳を傾け
仕組まれた雑音の罠に気づき
捨て去る覚悟に真実は映る。

           紗羅

人は自分の目線で
見たり、聞いたり、言葉を飛ばす。

喜怒哀楽の元で
日々いろんな事が巻き起こり
さまざまな思いを感じながら
自分の元へ情報が届き

今共にしている
人達との会話が始まり
日常は進んでいく。

流れる人波の中で
自分が気をつけていることがあります。

人の話を聞く時
受け止めるのではなく
すべてを流して

そのあと気になった所を
深く知るために
質問しながら聞いていく。

あとこの先に
相手がいる時は
かなり慎重に思考を回して
答えるようにしています。

人は自分の言葉で
物事を語り始める。

だからその人の話を聞いている時
対象となっている相手の話は聞けていない。

真実は100%にはならないし
2分の1で50%
それ以下だってある。

客観的に聞いていないと
その人の言っている事が
正しいと思ってしまい

知らないくせに賛同しながら
真実とは全く違うことに対して
言葉を投げてしまうことにもなる。

普段何気なく話をしている言葉が
偽りの正義となり
凶器へと変わるように
誰かや自分を追い込んでいく。

それが度を過ぎると
自分の快楽や発散にもなりかねない。

それはとても怖いことだと
感じてしまう。

真実が分からないなら
言葉を発せず、無言のままで良い。

知りたいなら
ちゃんと自分で確かめる必要があるし
その後に言葉は繋がっていく。

そんな見る目を養っていきたい。

そう思いながら
今日の詩を書いてみました。

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