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題名 「忘れない日々」〜2つの思い〜

過ぎ去る日々は
少しずつ遠ざかり
あの日の出来事は
記憶の中を流れていき
心の奥へ刻まれる。
時折思い出し
辿り着く先は
懐かしさが溢れ
深く痛みを伴う。
優しさと厳しさの中へ
さまざまに
揺らめく日常は
試練のように
語りかけながら
逃げても背を追われ
前へと立ちはだかり
いつも自分は問われる。
この分岐点が
先を映す自分の鏡となり
今へと導かれ
悔いはなき思いを纏う。

  〜自分へ向けての忘れない日々〜

あの日のままで
時は止まり
自分だけが先をゆく。
隣に居た温もりは
今は消えて
時折面影が映り込む。
ゆっくりと流れるように
足早に通り過ぎて
随分と遠くまで歩き続けた。
振り向き思い出す過去は
今はもう居ない
視線のさらに向こうへ
そっと置いてある。
二度とは進まず
共にした日々を浮かべて
帰らぬ日に身を寄せる。
自分の記憶へ残せる限り
笑みと涙を重ねて
今へ繋げていきながら
この先も自分の元に
あの時へと還っていく。

  〜大切な人へ向けての忘れない日々〜

「忘れない日々」

自分へ向けて
家族や友達へ向けて
二つの詩が浮かびました。

自分の時間は進んでいて
とても速く感じる。

季節を追いながら
姿を少しずつ変えて
生きる命を刻んでいく。

今の自分が
明日、明後日、未来を創る。

だから
この瞬間に後悔はない。

見送った人の時は止まり
浮かぶように見える。

自分の時間とはすれ違い
視線では追えなくなり
それを心で認めていく。

今の自分が
昨日、一昨日、過去へ還る。

そして
その瞬間に夢を見る。

            紗羅

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