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題名 「あるがまま」

生きる上で
奥深くあり
自身の存在が
至難の業に立たされる。
目まぐるしく回る世の中
感覚のすべてが
体と心を駆け巡りながら
一致しない日々に出くわす。
自分を言う課題を持ち
折り合いに揺れ
戸惑いを覚えていく。
打破しようとする心は
闘志の壁にぶつかり
動かぬため息の中へ
答えを探すように
待ち望む活路までの行方を
模索の連鎖が繰り返される。
途中足を止めてしまい
抑制の虜が発動しながら
高くする砦は鉄壁の守り。
自分が仕組む罠から抜け出し
身軽に掻い潜れる本能を
この身体へ埋めていきたい。

          紗羅

この詩は
会社の駐車場で見かけた
一匹の猫さんから
感じたことを書きました。

逃げることなく
こちらを気にすることなく

目の前をゆっくりと横切り
塀の上にジャンプ。

しばらく見つめていると

匂いを嗅いだり
辺りを見回しながら

何かがいたのか
塀の先をじっと見つめ

捉えた先へ
サッと飛び上がり
軽やかに消えていった。

猫さんは
とても穏やかで
のんびりとしながら

ターゲットへ
ロックオンした時

しなやかで素早く
飛び跳ねるバネがあり

その切り替えの速さが
心地良く映りながら

「本能」
この言葉が浮かび
学びとして
自分の中へスッと入ってきた。

人間にも本能は備わっているけど

思考、感情、理性などの
裏側に隠れているイメージがある。

一旦、ここの項目を潜り抜けながら
人により時差はあれど
判断や答えに辿り着く。

いろんな事を考える大切さは
良く分かっている。

でも…
いざ何かへ向かう時
何かに直面した時

それを振り払うことが出来る身軽さと
真っ直ぐに向かっていける集中空間。

雑念に囚われず
あるがままを貫きたい。

そんなことを
猫さんから学んだ1日でした。

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