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題名 「独りぼっちの夜」

みんな自分を横切るように
足早に通り過ぎていく。
何故か軽やかに
笑顔が溢れているように見えた。
振り返ると遠くに離れていく人達が
静かに光がある方へと消えていく。
そして誰も居なくなり
この季節の風は冷たく吹き荒れる。
さらに心の奥まで流れ込み
止めて守ろうとする必死な思いは
独りを受け入れられない証。
そんな自分に気がつくと
心の中は隙間がたくさん生まれ
この空間に淋しさと切なさが漂う。
物思いにしばらく立ち尽くし
何かを割り切るように歩き出す。
そして目の前に落ちて来た
白い雪を見上げた空には
たくさんの雪が宙を舞い
吸い込まれるような幻想感に
しばし心を忘れる。
そして独りであることも忘れ
ただこの空へ惹かれるように
じっと見つめていく。
そんな自分へ訪れた心通わす雪夜の思い。

               紗羅

今日は風が強く寒い1日です。
そろそろ雪が降るなぁ〜と思い

空を見上げながら…
子供時代の自分が
ふと浮かびました。

私は母子家庭の1人っ子育ちで
常に1人でいることが多く
それが日常でした。

でも時々は…
周りを見ると
羨ましく思うことがあり
淋しくなったりもして
涙を流したこともあります。

そんな時は
いつも空を見上げていました。

冬の雪空を見つめていると
吸い込まれていくような感覚に
子供時代の自分はワクワクしながら
ずっと見ていたのを覚えています。

淋しさや悲しい気持ちが…
スッと流れていくように
心が穏やかになりリセットがかかる。

だから昔から空が好きなんだと…
そんな幼い頃の記憶を思い出しました。

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