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題名 「冬の旅路へ」

静けさが漂う暗がりの朝
白い吐息と共に歩き出す。
凍る空気が瞳を目覚めさせ
遥か遠くを見渡していく。
幻想的な空間に立ち
ただ真っ直ぐに見つめる景色。
時に寒さを忘れて
浸る思いが存在する。
薄く光が差し込み
夜の気配は静かに消え
冬の朝を運んで来るこの空に
ただ笑みが溢れていく。
歩く速度はゆっくりと
悴んでいく手と
触れた頬の冷たさ
そして木から舞い落ち
地に敷き詰められた落ち葉のあとに
冬のゆく道は季節は告げる。

             紗羅

仕事の日は朝6時前くらいから
散歩へ出かけます。

今家を出る時間はまだ暗く
帰りへ向かう頃に
少し明るくなってきます。

秋と冬の境目を感じながら
歩いていますが

来月の冬至へ近づくころは
心底寒さを感じるのだろうと
思いながら…。

冬へと移り変わる
朝の散歩日記を
詩として書いてみました。

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