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「DROBE」(プロがスタイリングしてくれた服が届くやつ) お試ししてみた



1.DROBE、私の為に?


月額でプロのスタイリストが服を選んでくれるサービスがあるらしい。(初回スタイリング無料!)

インスタか何かの広告でDROBEのことを知った私は次の瞬間にはその広告をポチっていた。
低身長の部類かつ華奢でもない、フリーサイズが似合わない私にとって服選びはすこぶるめんんどくさい作業だ。
自分のかたちに合いそうな服があったら買うという単発の買い物を繰り返すため、いざ出掛けるとなると「はて?」と小首を傾げてしまう格好になることがよくある。

ある時、友達と旅行に行った時の写真を見て、あれ?なんか私が思い描いてた20代の姿じゃないんだけど?と動揺した。寒いかと思って防寒したという事情を差し引いても、隣の友達の防寒の中にもおしゃれ心をのぞかせるスタイルとはかけ離れていた。黒っ。

自分の姿にショックを受けつつも、私も格好を変えればもっと自分を好きになれるのではと自分のポテンシャルを信じ、いつしかプロのスタイリストと一緒に買い物に行き、私服ローテーション一式を選んでほしいという夢を持つようになった。

しかしながら個人的にスタイリストに連絡して初対面の人と何時間もお買い物してって結構ハードル高いなと思っていたのでDROBEを知ったとき、

DROBE……私のために…?

と思った。


2.試してみよう!


合わない服がきたらどうしようかとも思ったが、初回スタイリング無料で、気に入らなければ返せばよいらしい。ならなにも惜しくないなと気づきサクサクと申し込みまで進んだ。

DROBEのLINEアカウントと友達になると、マイページにアクセスできるようになる仕組みで、マイページからもろもろの作業を進める。

やることはこの5つだったと思う。なんならフィードバック1はやらなかった(ごめんなさい)

 ・答える
 ・フィードバック1
 ・試着
 ・フィードバック2
 ・返送


答える


まずは、マイページから自分の身長や体重など、基本的なプロフィール、ファッションに関する好みの質問に答えていく。
一度も会ったことのない人にスタイル提案するのむずかしそうだなとスタイリストさんのことを思っていたが、その距離を埋めるための、怒濤の質問ラッシュが続く。

スタイリングの目的といったそもそもの部分から、好みの色や、価格帯の設定まで、希望とズレがでないように工夫されている様子が垣間見えた。自分の写真の登録や自由記述のコメント欄も準備されているので、こだわりがあるなら具体的に記載をしたほうが良さそうだ。

私はとにかく自分のかたちに合う服が少ないと思って生きているので、現状をわかってほしい一心で自分の全身写真も登録した。
後は前述のように黒アイテムが多いので、黒づくめスタイル脱却を希望する旨を伝えた。

果たしてどうなるだろうか。
プロだしなんかいい感じにしてくれるのでは、と楽観的希望を胸に提案を待っていた。


フィードバック1


回答と申し込み後、直でスタイリングされた服が届くのかと思いきや、一度ラインメッセージを通して提案の方向性を確認してくれる。これもまた、希望との不一致を防ぐための手厚さかしらと思う。今回は質問回答後、土日を挟んで3日後に提案の連絡が来た。

スカートとトップスを合わせたスタイル、はたまたきれいめパンツとスニーカーを合わせたちょいカジュアルなスタイルとかどう?といったよう提案スタイルが3種類ほど写真付きで届く。
この提案に対して、自分の意見を伝え、反映されたものが最終的に配送される。
希望を伝えることでマッチング精度を高めるチャンスになるのだが、私は似合う服であればなんでも着るという気持ちの持ち主で、提案に対するフィードバックというものが何一つ浮かばなかった。
このフィードバックは翌日の昼までに回答が必要と、すこしタイトなスケジュールである。

考えつつ、先延ばしにして、そうだ!靴も合わせたコーディネートして!って書こうと思いついたときには締め切り時間を過ぎていたので、おとなしくスタイリングしてもらうのを待った。



試着

フィードバックの締切日から6日後、ついに段ボールが届いた!
宅配便が来た途端、何故か異様な盛り上がりを見せ、家族と共に開封を行った。

今回は
・トップス
・ニット
・カーディガン
・きれいめパンツ
・スニーカー
の5点が届いた。

靴も入れてくれた。やった。
いつも服まで決まった段階で、それでこの格好に合う靴は?となってコーディネートが破たんし、振り出しに戻ったりするので、服以外も取り扱ってくれるのはうれしい。
希望が有れば鞄も選んでもらえるらしい。

そしてスタイリストさんからの見開き2Pの提案書が入っている。黒づくめを脱却したいという私のコメントに対して、トライしてほしいスタイルと通常の好みに近いスタイルを提案してくれた。

早速着てみる。

①トライスタイル

黒くない!なんか年相応に見える!こんなずっしりした高そうなカーディガン買ったことない!もう結構オフィスで社会人なのだが、「オフィスにいる人みたい?!」と盛り上がる。スニーカーってひもがないだけですっきり見えるんだなと学んだ。これは短足には朗報だ。
あと自分でこの首の詰まったトップスは絶対買わないけれど、似合わないということもなかったので、意外だった。家族とひとしきりオフィスワーカーごっこをするくらいには場が持った。
「いつもの自分」とは確実に違う自分が、鏡に映っていた。

②通常スタイル

①のきれいめパンツにセーターを合わせるスタイル。私が青系の服をよく着るという回答からくすみ水色のセーターを送ってくれた。これは、好きな色...。袖口がきゅっとなっており、手がしっかり出るのがポイントが高い(私は腕が短い)。しかし、肩、私の肩、肩。二の腕に大分勢いが出てしまった。
そういえば登録した写真は腕が隠れていたのを思い出し、二の腕の強さを伝えそびれたことを後悔した。


なにはともあれ、家からでなくてもよく、店員さんのお似合いですの言葉に惑わされることもなく自分のペースで試着できるのがとっても気が楽でよかった。


フィードバック2

試着完了後は、アイテムの購入可否を決めていく。専用画面からアイテムを一着ずつフィードバックし、購入する場合はお金を払い、しない場合は段ボールに服を詰めて集荷に来てもらう。集荷もマイページ画面からさくっと予約ができるし、段ボールに封をするためのテープもついてきているので、超楽ちんだった。
アイテムにも評価基準があり、自由コメント欄もあるので、スタイリストさんに思いを伝えることができる。とりあえず長文で感謝を伝えた。



3.楽しかった

ここまで書いておいてなんなんですが、今回はアイテムの購入をしなかった。

理由は丈、そして肩。

袖も裾もちょっっと長い。
お直しできるものはお直しに出すというのもありかと思ったが、素材的に難しそうなものが多く、断念した。
おそらくこういった内容の詳細もスタイリストさんに伝えると精度が上がるのではないかと踏んでいる。
あとは今回、価格帯を一番安いものにしたので、選択の幅が狭まっていた可能性を考慮している。体感の話だがSサイズ界隈はフィット感✕きれいめを目指すならなら価格帯高めという印象を持っている。そう思いつつもケチ味が出て最安値の価格帯に設定していた。
この辺も上限を上げてみると幅が出る可能性は大いにあると考えている。

急にわがままさを出してしまったが、自分で決めつけてしまっている自分のスタイルを変えてもいいかも?と思えたこと、思い込みが思い込みだと気づく瞬間に出会えたのは大分心が励まされた。
定期的に変わりたい欲求に襲われるので、自分をあやすために都度都度サービスを使うというのも効果がありそうだ。

とにもかくにも、荷物を開け、私の為に選ばれた服に袖を通していくときの高揚感はなかなか忘れがたい。
次のボーナスが入った時に今回の点を踏まえてスタイリングをお願いをしてみようかなと思っている。





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