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漫画業界における競争地位戦略

どうも。山口さぷりです。

今日は売れてる作品のマネをした方がいいのかというお話をしてみます!

目次
・○○みたいな作品描いてください!
・コトラーの競争地位戦略
・サプラーの漫画業界における競争地位戦略
・戦略別どんな作品を描けばいいのリスト
・この作品を元にしてできたのがこの作品なのでは…?(山口の妄想)


■○○みたいな作品描いてください!
まー、編集さんと打ち合わせしてると良く言われます。
「○○みたいな作品描いてください!」という台詞
しかもこの台詞を言われるタイミングってのが大体決まってるんです。

↓こんな流れです
・新しいネームを描いていく
・編集さんからここを直して欲しいと言われる
・数ヶ月ネームを直しては打ち合わせを繰り返す
・段々、2人ともこの漫画の何が面白いのかわからなくなる
・一旦この漫画をこれ以上いじるのは止めようと編集さんが言い出す
・漫画家「え…?止める…?」
・編集さん「はい!何か新しく描きたい話とか無いんですか?」
・漫画家「いや…描きたいのはこの話で…今はそんなこと考える余裕が…」
・編集さん「じゃあ○○みたいな作品描いてください!」

こんなタイミングで言われるから余計に腹が立つってなモンですよ。
実際僕も今までいっぱい言われてきました。
「ドラえもんみたいなの描いてよ!」
「イカ娘とみつどもえを足して2で割らない感じの漫画描いて!」
「無邪気の楽園をそのまま描け。描いてくれば連載させてやる。」(連載させるとは言ってない)
「亜人ちゃんは語りたいみたいな作品描いて欲しいです!」

きっと今一生懸命打ち合わせしている作家さんは
「鬼滅の刃みたいな漫画描いてよ!」
とか言われてるんだろーなー

たま漫画読んでて
「あ!これはきっと編集さんに手○先輩描いてって言われてできた作品なのでは…!」
「この漫画は編集さんに亜人ちゃん描いて…(以下略)」
って思っちゃうときもありますw
実際どうなのかはわかりませんけど!

■コトラーの競争地位戦略
というワケで「○○みたいな漫画描いて」って言われがちなんですけど、
果たして○○っぽい話を描くのは戦略として正解なのかどうなのか?
ちょっと考えてみました。

経営とかマーケティングの世界には競争地位というものがあります。
詳しくはフィリップ・コトラーさんの本を読んでください!
コトラーの戦略的マーケティング ↓
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・リーダー
資源力もあるし、質もいい!
目指すべきはココ!

・チャレンジャー
資源力はあるけど業界2番手、3番手
リーダーとうまく差別化しつつ業界のトップシェアを狙う

・フォロワー
独自性、資源力ともに低い
リーダーの模倣をして利益を上げる
値段をリーダーと同じにするとリーダーの方が質がいいので
誰もフォロワーの製品は買わない
企業としてはここにいることは避けるべき

・ニッチャー
資源力は低いが、独自性が高い
リーダーやチャレンジャーがやってないすきま市場を狙う
好きな人は好き
自分のところの製品が好きな人を集中的に狙っていく

基本的に企業のお話ではあるのですが、この考え方を漫画に転用できないかなーと考えておりました。

■サプラーの漫画業界における競争地位戦略

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