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LGBTから考える~誰もが働きやすい職場づくり

「#SAPPORODIVERSITYFORUM」『LGBTから考える~誰もが働きやすい職場づくり~』講師の井澤明穂さんにお話を伺いました。

井澤明穂さん(認定NPO法人ReBit)
講師の井澤さんは過去に、教師、システムエンジニアなどを経て、IT系の民間企業で14年間勤務されてきました。
前職では、ご自身がトランスジェンダー女性であることをカミングアウトして勤務されていて、職場において色々と苦労されたこともあったそうです。
その後、もう少し当事者に関わる仕事がしてみたいと認定NPO法人ReBitに転職。
現在は、行政や起業での研修講師、企業のダイバーシティの取り組みに関するキャリアカンファレンスや、ウェブメディアの運営等に従事されています。

本当にわが社には当事者がいない?
LGBTへの取り組みの話をすると、「うちには当事者がいないから」と言われることがまだまだあります。
その点についても井澤さんは、「LGBTでカミングアウトできている人の割合は、全体の1割程度しかいないと言われている。職場がカミングアウトしやすい環境かどうか、もう一度見直してみてほしい。」と教えてくださいました。

当事者は何に困り、周りはどう支えていくのがよいかなど、井澤さんご自身が今までの職場で、当事者として働いてこられた実体験をふまえてお話いただきます。
井澤さんがトランスジェンダー女性として働いていた会社は、社員20人くらいの小規模な職場だそうです。
民間企業で働いてきたご経験があるからこそのお話も、たくさんお聴きしましょう!

全ての社員が安心して働ける環境を
LGBTへの問題は、なかなか自分事として捉えにくいという方も多くいらっしゃるかもしれません。井澤さんはこのセミナーへの意気込みを、「LGBTは皆さんが気づいていないだけで、身近にいる存在。自分事として考えるきっかけになるセミナーにしたい。」と力強くお話くださいました。
 
札幌市内のLGBTフレンドリー認証企業はまだ60社程度。
全ての社員が安心して働ける環境を整えるため、一歩踏み出しましょう!

●井澤 明穂( いざわ あきほ)さん●
認定NPO法人ReBit キャリア事業部マネージャー
大学卒業後、教師、システムエンジニアなどを経て、IT系企業に14年勤務し、営業事務、総務を担当。
在職中よりLGBTイベントの運営に携わり、行政や企業で研修講師をつとめ、現在に至る。

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