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十人十色じゃ

参って来た人が、自分の好きなようにいろいろして拝む人がありましょうが。
手を合わせていさむ人もあり、手をこする人もある。大きな声で拝む人もあり、泣くように言うて、かがんで拝む人もある。

真に十人十色じゃ。

 金光教教典
 400頁
 山本定次郎の伝え
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おはようございます。

わたしが教えていただいたのは、一礼→四拍手→一礼→心中で祈る→一礼→四拍手→一礼です。神前拝詞など唱える時は、背筋を伸ばし、手は膝の上、親指を中に入れて軽く握る、目は半眼、(男の場合)膝はこぶし二つ分開く、ということです。その半眼も、拝詞集を見て唱えることになってから、言われなくなりました。

実際、みんなに共通しているのは、四拍手くらいでしょうか。その四拍手も昔は、御霊前では二拍手、食前訓・食後訓の時も二拍手でした。
つまり、このお道には拝む時の形は「こうでなければならん」というものはありません。強いて言うなら四拍手はしましょう、ということになります。

形の上で決められたものはありませんが、祭典に参拝する時は上着を着る、神前拝詞など唱える時は背筋を伸ばす、拝詞集は胸の高さで持つようにされるといいなあ、とは思っています。

*

祈る時、形の上で決められているものはありません。このお道は心こそ大切です。
心こそ大切と言う時、どこに焦点を当てるかというと、わたしは次のように思っております。

ご神徳を頂いて和賀心になる。
一回のご祈念がそこに向かう一歩であると共に、ご神徳を頂き和賀心になっているからご祈念ができる。

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