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一心の心をもって

かれやこれやと心を迷わさず、一心の心をもって三か年祈願せば、病根を断つべし

 金光教教典
 347頁
 難波幸
 1

おはようございます。

今年で命が終わるという話を聞いて難波幸先生は、「私には当時、西も東も知らぬ幼少の娘あり、今にして死なば、一家の浮沈にも関することゆえ、なにとぞ一命お救いくださ」いと、お願いされたのでした。

そのお願いに対して、上のお言葉がありました。

*

難波幸先生、動転して言葉が出なくなるのではなく、今、死ぬわけにいかないと、それこそ談判するような気持ちでお願いされたように思います。

その腹の据わりを教祖様はご覧になって、あちこちにお参りするようなことではなく、この神様と一心になれと言われ、3ヶ年という日切りをされたのでした。

難波幸先生は「一心になって三年お願いすればおかげを頂くのか」と安心され、一層腹が据わったものと思います。

その後、 難波幸先生は、「2年3か月にして持病全く病根を断ち、今日に至るまで医薬の味を知らず。本年(昭和八)九十二歳の寿命を保てるものなり」というおかげを頂かれたのでした。

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