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【海外観戦記】三笘選手を観にブライトンに行ったら、アウェイサポから盛大に煽られた | Premier League(イングランド)

三笘薫が大ブレイク中のブライトン

ロンドンから電車で1時間30分、南部の海辺の街ブライトン。イギリスでは珍しく砂浜があるリゾート地として、夏はバカンス客でにぎわう。また、ストリートには古着屋が立ち並ぶ、若者カルチャーの発信地としての顔も持つ。

ブライトンの路地 © Benjamin Grant

そんなブライトンを本拠とするのが、イングランドプレミアリーグ(EPL)に属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCだ。ここ最近、川崎フロンターレ(J1)から移籍したMF三笘 薫が中心選手として活躍するなど、日本人ファンの注目も高まっている。

2018-19シーズンに1部リーグ昇格を果たすと、2022-23シーズンではリーグ戦6位につけ、クラブ史上初の欧州カップ戦への出場権を獲得。今季はヨーロッパリーグ(EL)を戦い、初出場ながらベスト16に進出した。

ブライトン・ホーヴ・アンド・アルビオンFCのエンブレム

三笘を観るなら今!未来のスターを目撃せよ

ブライトンは気鋭の若手チーム。近年ではDFベン・ホワイト(現アーセナル)、DFククレジャ(現チェルシー)、MFマクアリスター(現リヴァプール)、MFカイセド(現チェルシー)といったビッグクラブで活躍する選手を数多く輩出している。比較的チケットを取りやすいクラブでもあるため、今のうちに三笘選手を観ておくのもいい。

スタジアムの外壁

試合当日は乗車無料!ブライトンの交通事情

ブライトン市内中心部からスタジアムへは電車を利用する。試合当日は駅が混雑するため、改札とは別にスタジアム行き電車の専用レーンが設置される。したがって、乗車運賃は無料でおよそ10~15分間隔で運行している。

ブライトン駅のスタジアム行き電車レーン

最寄りのファルマー(Falmer)駅から徒歩5分ほどでスタジアムに到着する。電車を降りるとすぐにスタジアムが見えるため、道に迷う心配はない。本拠地「アメックススタジアム」は2011年に新設されており、新しくきれいな印象を受ける。

スタジアムの外観

いよいよスタジアムに入場。リュックや荷物(グッズは可)を持っている場合はセキュリティ上の理由から入場できない。スタジアム外周にある有料の荷物預けサービスを利用するといい(1個につき£5≒900円)。

入場後はすぐにスタンドへ。座席はバックスタンドのコーナーフラッグ付近、前から5~8列目(9,000円ほど)。試合が近づくにつれ、スタジアムの熱気が高まる。お目当ての三笘選手は怪我のため欠場。残念。

スタジアムの様子①

アウェーチーム先制。本場の盛大な煽りを受ける

試合は前半、優勢ながらスコアレスドローで折り返す。後半もブライトンが攻め続けるが、わずかな隙を突かれ失点。アウェーのエヴァートンサポーターは喜ぶやいなや、近くのブライトンサポーターを煽りだす。画像は控えるが、中指を立てスラングが飛び交う状態に。

終了間際、ブライトンの主将DFダンクが同点ゴールを決める。今度はブライトンサポーターがエヴァートンサポーター席に向けて煽り返す。興奮冷めやらぬ中、仕返しとばかりに煽る煽る。とはいえ、本気の喧嘩ではなく笑顔を交えながら、お互い受けに回ったり、とことん煽ったりしているところに文化を感じる。

入場ゲートの時点で区切られた対戦サポーター同士は接触できないため、こうして交流しているのかと解釈することにしておく。絶対に加わりたくはないが、決して身の危険を感じる様子ではない。

スタジアムの様子②

試合はそのまま1-1で終了。スタジアムから市内中心部までは電車で15分かけて戻った。ブライトン駅からは夜遅くでもロンドン行きの電車があるため、安心して帰宅できる。機会があれば、今アツいブライトンをぜひ観戦してほしい。

感謝感謝です。

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