【海外観戦記】欧州2度制覇の北欧クラブIFKヨーテボリ | Allsvenskan(スウェーデン)
国内屈指の人気クラブIFKヨーテボリ
ヨーロッパリーグ(EL)の前身であるUEFAカップを過去2度制覇し、国内リーグを15回優勝した、知る人ぞ知る名門IFKヨーテボリ。スウェーデン第2の都市、ヨーテボリ市を本拠とする人気クラブだ。
縁あってこの街でサッカー観戦することになったので、今回はその記録を残すことにする。誰が見るのか見当もつかないが……。
スタジアム「Gamle Ullevi」に要注意
IFKヨーテボリのホームスタジアムは中央駅からほど近い「Gamla Ullevi(古いウレヴィの意)」だ。このスタジアムから300メートルほどのところに「Ullevi」というスタジアムもあるが、こちらではないので注意。徒歩5分ほどの距離なので間違っても特段問題ないが、初めて観戦する際にはお気をつけて。
入場前に荷物の預け入れと食事を済ませるべし
欧州のスタジアムではよくあることだが、セキュリティ上の理由からスタジアム内に手荷物を持ち込むことはできない。リュックは無論、ハンドバックやサコッシュでも止められることがある。したがって、手荷物は入場前に必ず預けておく必要がある。
スタジアム最寄りのコインロッカーはヨーテボリ中央駅の地下にある。徒歩で8分程度なので、こちらを利用するといい。
もう1つ、入場前に済ませておきたいのは食事だ。入場後もピザやドリンクが楽しめる売店はあるものの、割高かつ質はそれほど高くない。このスタジアムの外周にはスウェーデン発のハンバーガーチェーン「MAX Burgers」が併設されているため、ここで予め腹ごしらえをしておくことをおすすめする。
臨場感抜群のスタジアム観戦
このスタジアムは全体的にコンパクトで、ピッチと座席の距離が近いのが特徴だ。1階席の最前列であれば、ピッチとの距離はたった8メートルほど。この日はバックスタンド1階席、コーナーキック近くの前から4列目の席を確保した(4,000円ほど)。
ピッチ近くで臨場感を感じたいのであれば1階席、コート全体を俯瞰したい場合は2階席を確保するといい。ただし、2階席でも十分に距離の近さを感じられる。
試合は終了間際の劇的弾でホームチーム勝利
前述の通り、IFKヨーテボリは人気クラブである。この日は平日開催にもかかわらず、15,000人ほどの観衆が駆けつけ(収容可能人数は18,000人程度)、熱狂的なゲームが繰り広げられた。
試合は0-0の同点で迎えた終了間際、ホームチームが先制する劇的な展開。今季ホームでの初勝利とあって、歓喜するサポーターたちが作り出すスタジアムの雰囲気は格別だった。
ヨーテボリには4つのサッカークラブがある
実は今回観戦したIFKヨーテボリ以外にも、ヨーテボリを本拠地とするサッカークラブが存在する。2024シーズン時点で3つは1部リーグ、1つは2部リーグに所属しており、それぞれ特徴がある。
IFKヨーテボリ(青と白):人気◎ 歴史◎ 強さ△
今回観戦した人気クラブ。1904年創立で120年の歴史を持つ。
欧州を2度制覇した実績を持つが、ここ数年は低迷している。
ホームスタジアムは「Gamla Ullevi」BK ヘッケン(黄と黒):人気△ 歴史〇 強さ〇
近年、強豪となったクラブ。1940年創立。
2022年にリーグ初優勝を果たした。
ホームスタジアムは「Bravida Arena」GAIS(緑):人気〇 歴史◎ 強さ△
伝統と歴史ある古参クラブ。1894年創立。
現リーグの創設メンバーの1つで2023シーズンに1部昇格した。
ホームスタジアムは「Gamla Ullevi」エルグリーテIS(青とえんじ):人気△ 歴史◎ 強さ△
栄枯必衰の古豪クラブ。1887年創立でスウェーデン最古のクラブの1つ。
経営破綻を経験し、現在は2部リーグに在籍する。
ホームスタジアムは「Gamla Ullevi」
4つのクラブのうち、BKヘッケンを除く3クラブは同じスタジアムを本拠地にしている。そのため、試合は同日に開催されず、旅行で立ち寄ってもいずれかの試合を観戦できる可能性が高い。
他クラブの観戦記については随時、更新する。実際にスタジアムに足を運び、好みのクラブを見つけようと思う。
引用・参考資料
IFKヨーテボリ公式HP https://ifkgoteborg.se/
(最終閲覧日:2024年5月30日)
BKヘッケン公式HP https://bkhacken.se/
(最終閲覧日:2024年5月30日)
GAIS公式HP https://www.gais.se/
(最終閲覧日:2024年5月30日)
エルグリーテIS公式HP https://ois.se/
(最終閲覧日:2024年5月30日)
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