活動体験プログラム(現場体験)【NPO法人光楽園】
市民活動サポートセンターのあんbeです。
昨日は活動体験プログラムの現場体験として、NPO法人光楽園さんにお邪魔してきました。
これまでの活動体験プログラムの様子は以下の記事からご覧ください。
はじめに
朝から雹がパラパラと降る中、廃校となった学校の体育館で16、7名の子ども達が集まり、体操?レクリエーション?する様子を見学・体験させていただきました。
ちなみに、この体育館は地域の自治会が委託を受けて運営しているそうで、夜は地域のサッカークラブや老人会等が使っていて、昼間は利用者がいないため、平日の日中全て借り上げることができているとのこと。
こういった活動の場所が長く残ってくれるといいですね…
元気やなぁ~
話が逸れましたが、体育館に入ってまず驚いたのは、半袖半ズボン率…!
半分くらいの子どもが半袖半ズボン…!プログラムが進むにつれて長袖シャツを脱ぐ子もチラホラいて、増す半袖率…!
ちなみに、本日の最低気温は4℃です。
先生方も半袖半ズボン。(笑)
もちろんストーブは焚いていますが。
突然入ってきた見慣れない大人にソワソワする子ども達へ自己紹介とご挨拶。
世代間交流?
この日集まっていたのは、年長さんと年少さんでした。
この年代の子どもにとっての1年はとても大きいもの。体格や顔つき、プログラムに向き合う意識の差は明らかですが、敢えて一緒に活動させているとのこと。
年少さんは年長さんの動きや考え方をお手本とし、憧れ、成長する。
反対に年長さんは年少さんがいることで背筋が伸び、上級生としての自覚が芽生える。
先生のピアノの音楽に合わせて、歌い、踊り、駆け、跳ね、這い回り…
これを年長さん、年少さん交互に、1曲約1分ってところでしょうか、とにかく運動量がすごい!トータル45分くらい動き回っていました。
一つ一つの動きには、脳や身体の発育を助ける目的があるそうです。
もちろん、一番激しく運動していたのは、先生。(笑)
個人的に気付いたこと三つ
一つ目に先生の姿勢。
ケガのリスクがありそうな時はダメだと言っていましたが、それ以外は基本的に何も教えない。先生が一番運動量が多く、キレイなフォームで、決して子どもに合わせることなく活動されていました。子ども達はその背中を追いかけていました。
先生方の態度はオリエンテーションでの「大人が先に遊ぶ、率先して楽しむ」との理事長おごちゃんの言葉通りでした。
二つ目に切り替えの早さ。
さっきまで歌って騒いでいたのに、音楽が止まるとすぐさま元の待機位置に戻り、代わって運動する年長さん/年少さんの様子をしっかり見守っていました。
バディを組んでする運動では、相手の力量に合わせて加減しているようにも見えました。
三つ目に全員楽しそうということ。
なんだかんだ運動が苦手な子っていると思うんですよ。周りと比べて運動が出来なければ劣等感を感じますし、劣等感を感じる環境では消極的になってしまう。そうすると楽しくない。もちろん動きのクオリティという面での優劣はあっても、少なくともあの体育館で楽しくなさそうな顔をしている子はいませんでした。
子ども達がイキイキとする秘訣
移動中の車の中でお話いただいたのですが、“○○させる”という意識で臨むと、上手くいかないのだとか。如何に自発的に取り組むように仕向けるか。先生方も「こうなったら良いのに」「こうして欲しい」とどうしても自分の思い通りに“させる”という意識に引っ張られることがあり、自身がそうなっていないか、客観的に見つめ直す作業がとても大変だそうです。
また、意見が分かれるところかもしれませんが、義務教育では、決められた基準に則って、項目3つ中3つできたから○、2つだったから△、のように画一的かつ定量的、そして一方的に子どもを評価してしまうきらいがある。それは本当に子どもにとって幸せなことなのか、と。
そうした大人都合の評価に晒されていないから、光楽園の子ども達はイキイキと、物怖じしない子に育つのかもしれません。
大人たちの”○○させたい”という思いはもちろん良かれと思ってのことですが、何が良いかは子ども達がそれぞれ決める。いざこれを実践するには口で言うほど簡単なことじゃないと思います。
余談ですが、少し休憩の後、下投げドッジボールに私も促され内野に入りました。
言うて6歳でしょ?格の違いを見せてやるわ!と内心意気込んでいましたが、いや参りました。ケガしないようにするだけで精一杯。早々に外野へ追い出されてしまいました。今日は軽い筋肉痛です。(笑)
体育館の去り際、ある子の頭をクシャクシャと撫でながら「お疲れ様」と声を掛けると、カンチョーされました。ナンデヤネン
健康な心と身体は食事から
最後に本部へ戻り、給食をいただきました。
この日のメニューは
蓮根ボール
酢の物
豆乳入り味噌汁
玄米ご飯
動物性たんぱく質を使わないマクロビオティックな食事は優しい味がして、とても美味しくいただくことができました。
一番人気という蓮根ボールは食べ応えも抜群!少し載った塩が味を引き立てていて最高でした!
あっという間に平らげちゃいました~
あまりの早さに職業病ですか?と聞かれましたが、違います。昼休憩は十分にいただいております(ということにしておきます)。
運動に食事に、専らコンビニ惣菜パンの事務員あんbeにとって健康的な午前中となりました。
さいごに
当初、活動体験は年末の餅つきを予定していましたが、コロナやインフルエンザの感染拡大が注意喚起されるこの季節、やむを得ず見学体験となりました。
今回参加されたNPO法人スコーラ・デ・バンビーニさんは子どもの動線やプログラムの具体的な内容や効果等、私とは違った専門的な視点でも活動を見られていたようです。
今回の学びや人との繋がりを今後の活動に活かしていただければ幸いです。
餅はつきたかった(食べたかった)ですが、前回10月の事前準備に予定が合わず行けなかったので、個人的には実際の現場を生で体験することができ、とても学びの深い時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
あとがき
NPO法人スコーラ・デ・バンビーニさんが12月23日より小学校開校に向けたクラウドファンディングを始めるそうです。NPO法人として認証を受けてからまだ日が浅いですが、非常に熱い想いを持ち、精力的に活動されている法人さんです。
クラファンページを貼り付けておきますので、よかったら覗いてみてください。
もし小学校の選択肢を必要とされている方がいらっしゃいましたら、こんなことやってる団体があるよ、と伝えてあげてください!
では、またの機会に
あんbe
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