中学受験を振り返る #3 (5年生)

五年生になると通塾日が月水金と週3日に増えます。基本的には四年生までの学習法の踏襲で良いですが、ボリュームが前年比1.5倍になりますので、週間のリズムをしっかり掴みましょう。大切なのは通塾日直後の火木土、通塾日前日の日火木の使い方。特に火曜木曜は前日の科目の復習と翌日の科目の仕上げの両方を求められますので、時間を効率的に使ってください。

授業時間5年

算数はデイリーサポートというテキストが中心になり、難易度も上がります。問題量もかなり増えますが、テキストが二冊に分かれていた4年までよりは学習しやすくなります。アプローチは授業で扱った部分の直しだけで良いので、後半のA授業の裏面と実戦編のABCDEは必ず解きましょう。テキストのデイリーサピックスまで週内にやっておくと定着がより早くなります。

最初の関門になるのは「比と割合」を扱う夏期講習。超重要分野。これができないと相似が使えないので「平面図形」「立体図形」が壊滅します。「速さ」も死にます。算数だけでなく理科の「溶解度」「中和計算」「力学」も死にます。夏期講習は他全科目を捨ててでも算数にフルコミットしてください。後半は歴史が始まって負担が増えるので、秋以降にテキストを戻ってやり直すのは大変です。

ここを無事に通過できると後半は少し楽になります。「比と割合」で躓いた周囲が勝手に落ちていくので、息子はこの時期が一番成績がよかったです。夏前ぐらいから後半はずっとアルワンで賞状でした。

画像2

リアルにこんな感じでした。(これでも不合格になるのが一発勝負の怖さ)

理科社会はコアプラスの確認テストが始まります。範囲を区切っての基礎知識の確認テストなので満点を目指しましょう。社会では地理の学習が概ね終わり、秋からは歴史が始まります。理科では地学の岩石を習います。この辺の知識のインプットが増えてくると「ブラタモリ」がより楽しめるようになるので、それまでは録画しておくと良いでしょう。

息子は歴史が苦手だったので「年表トレーニング」買いました。新小学問題集も三冊目だけヤフオクで仕入れてやりました。でも、一番効果があったのは、サピから配布されるジュニア歴史資料(浜島書店)を丁寧に読み込むこと。最後は歴史が一番の得点源に。地道にやるしかないです。


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