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35歳でセクシー女優に転身した翔田千里
35歳でセクシー女優に転身した翔田千里氏。以来、活動休止、引退発表を挟みながらも20年間にわたって第一線で活躍し続けているが、彼女はなぜアダルト業界に飛び込み、そして、女優として生き続ける道を選択したのか。
30代半ばでセクシー女優への転身を決めたきっかけ
――プロフィールによると、37歳で女優としてデビューされたとのことですが、ずいぶん遅咲きだったんですね。
翔田千里(以下、翔田) 実は初めて作品を撮ってもらったのは35歳のときなんですよ。もちろん、それでも遅い部類なんですけど、私が入った当時は熟女系の女優さんは40代が主流だったので、逆サバを読むことになって。37歳としてデビューしました。
当時は、まったく知らない世界ということもあって、仮装というか……。もう一人の自分が誕生するんだっていうイメージでしたね。
――それまではどのような仕事をしてこられたんでしょうか。
翔田 高校を卒業して、18歳からずっと人材派遣会社のマネージャーをやっていました。結婚、出産、離婚と経験して、本当、普通に暮らしていましたね。
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――そこから一気に方向転換されるんですね。どのような経緯で?
翔田 まず、ちょうど子供が小学校に入ったのをきっかけに、その会社を辞めて、失業保険をもらいながら、介護の専門学校に行ったんです。というのも、シングルマザーなので、普通の会社だと月曜日から金曜日の仕事になってしまって、学校の行事に参加できないから、もうちょっと平日とかも休める仕事に転職したいなと思っていて。
あと、子供が2歳の頃からお世話になっているヘルパーさんがいて、その方を見ていると、歳を重ねてもできる仕事だし、介護の仕事はいいなと思って。
――介護職への転職に向けて準備をしていた35歳の女性がAV女優デビュー……。なかなか想像が追いつきません。
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「1本やってみて、嫌だったら辞められますから」
翔田 介護の勉強を始めた頃、友達が渋谷で「熟女AVに出ないか」ってスカウトをされたんです。
「面白そうだから話だけでも聞いてくれば?」と、軽いノリで話していたら、どうやらトントン拍子で進んだらしく、次に会ったときには、「もう芸名も決まって、明日撮影なんだ」って。それを聞いて、なんだか面白そうだなと思って。
私の性の目覚めは日活ロマンポルノだったんです。だから、AV女優という仕事についても、「日活ロマンポルノの女優さんみたいなお仕事なのかな?」「『団地妻』シリーズみたいな感じかな?」という考えがあって。芸術的な魅力もあると思っていたし、ちょっと経験してみようかなと思ったのがとっかかりです。当時、離婚してから5年くらいで性生活もなかったというのもあったかもしれません。
――そこから、すぐに行動に移されたんですか?
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