2010年08月20日(金)
雲が広がっている。空一面。何処にもその割れ目は見えず。雲を透かして漏れてくる光のみ。それは柔らかい光で。何故だかほっとする。
ベランダに出て一番に目に映ったのは、紅い小さな小さな薔薇の花。あぁ、友人があの日くれた花束の花だ。そう思った。もちろん今目に映る花はそれよりももっと小さな小さな、本当に小さな花だけれど。間違いなくあの日貰った花の色だった。私はそっと指で触れてみる。柔らかな花びらの感触。ひんやり冷たい。よかった、本当に咲いたんだ。私はちょっと信じられない思いでその花を見