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💭どこかの街の、架空の思い出たち💭

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短編小説や詩などを載せています。
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空白の間

手を伸ばせば届く距離にきみはいるのに、ぼくはその手に触れることができない。 きっとぼくがそっと触れたその瞬間、きみは消えていってしまう予感がするから。 それが怖くて、苦しくて、そんな悲しい思いを味わいたくなくて、ぼくは距離を詰めることもせず、ただ少し離れた場所からきみのことを見守っている。 きみも、ぼくに目線を合わせ優しく微笑んでくれている。愛に満ちた、優しげな眼差しで。 でも、ぼくは気づいてる。 きみが二人の間にある数センチの間を埋めようとしないことに。 きみのつま