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2021.1.3 「仕事はじめと正月の写真美術館」

2021年仕事はじめの日。朝のオンラインレッスンから1日を始めると、自分のリズムを取り戻した感覚に。

こうしてオンラインスタジオを今年も続けていけることがしみじみと嬉しくて、ああがんばろうとひとりつぶやく。レッスンを受けてもらって気持ちがいいのは前提として、メンバーそれぞれの心身に必要なものを届けられるよう、私の仕事に対する姿勢は常に真っ直ぐで、気持ちを濁らせずにありたいと思う。

午後は写真美術館へ。いつからか、正月には写真美術館へ行くのが恒例になっている。正月三ヶ日は写真美術館の開放日なのだけど来場者はあまり多くない。ガーデンプレイスそのものも落ち着いている。おかげで館内はゆったりしていて、いつも以上の静けさの中で作品を堪能できるのが良い。日常でも定期的に展示会に足を運ぶことで気持ちを落ち着かせているけれど、この正月の写真美術館での時間はちょっと特別。

瀬戸正人「記憶の地図」を観る(この展示は全展示撮影OKなので1枚だけ載せておく)。瀬戸さんのボーダレスな視線は妙に落ち着く。その人生からしてドラマティックな印象だけど、常に一歩引いて自分を見ているように感じる。あらゆることを受け入れてきた人なんだろうとぼんやりと思う。

一見すると幸せなシーンを切り取った作品へのコメントが目に入る。まさにこの人の作品の印象だと思う。

「消えそうに淡く、そして危ういその瞬間こそが『写真』かもしれません」

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