Saori

映像翻訳者のSaoriです。 東京で韓国料理を食べ歩くのが趣味。 韓国の現代小説、韓国…

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映像翻訳者のSaoriです。 東京で韓国料理を食べ歩くのが趣味。 韓国の現代小説、韓国映画・ドラマも好きです。

最近の記事

「霧」なしでは成立しなかった、韓国映画「別れる決心」の奥深さ。

サスペンスタッチで幕を開けるやいなや、瞬く間に独特な映像美に魅せられ、ヘジュンとソレの上質な大人の愛の表現(言葉での「愛」を簡単には使わない)に釘付けになる、まるでフランスの古典文学を映像化したかのような映画「別れる決心」(2022年韓国 原題:헤어질 결심 監督・脚本:パク・チャヌク)をご存知でしょうか。 2023年日本公開後1年半が経つ今、パク・チャヌク監督の描く繊細で美しいサスペンスとロマンスの要素を併せ持つ本作について考察している方も多く、特に韓国では大旋風を巻き起

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    • ドラマ「財閥家の末息子」が面白い

      JTBC「財閥家の末息子」公式サイト https://tv.jtbc.co.kr/rebornrich 最近見たドラマの中で秀逸だった「財閥家の末息子」について紹介します。 韓国ではドラマ公式サイトにほぼ確実に掲載されている「企画意図」。 これがなかなか面白いのですよ。 多様なジャンルのドラマが百花繚乱、比較的視聴のハードルも下がった昨今では、 どの作品が自分の心の琴線に触れるか予測するのも至難の技。 次はどれにしようかな。 そんなとき私は話題の作品の骨となる部分、公

      • 自己紹介

        こんにちは、翻訳者のSaoriです。 映像制作会社で5年間、韓日・英日翻訳を担当していました。 具体的には、番組制作のためのリサーチの際に、韓国語や英語で書かれた新聞記事やインターネット上の情報を読解し、必要な記事を翻訳することと、インタビュー映像を文字起こしして翻訳し、字幕用に仕上げることが私の翻訳者としての主な仕事でした。 他にも色々な業務がありましたが、翻訳の仕事は上記の通りです。 更年期のせいか、数年前から体調を崩すことが増えてきてしまい、とうとう昨年、映像制

      「霧」なしでは成立しなかった、韓国映画「別れる決心」の奥深さ。

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