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探し物を探して

物心ついた頃から人とうまく関わることができなかった。        

大人になってその理由は客観的に見ることによって納得させられた。

私には3歳上の姉がいる。

私のわがままに何の違和感もなく付き合ってくれている。

私には真似できないその違和感のないことが私には到底理解できない存在だ。

人の悪いところにばかり目がいってしまうので単純に好きな人がいない。

もちろん私のことを好きな人もいないがそれを悲しいとも何とも思わない。

私自身私の悪いところばかり考えてしまう。

きっとその繰り返しの末に謎の屈強な精神を手に入れてしまったのだろう。

やりたいことがたくさんあり、その分すぐ飽きる。

広く浅いので何もならずに辞めてしまう。とまあまたしてもこんな風に自分の悪いところをつらつらと語るのだ。

人の幸せを喜べない分自分が褒められても素直に喜ぶことができない。

こういった類の精神系の病気かと思い調べたことがあるが残念ながら病気ではないようだった。この言葉からも病気のせいにしようという気持ちが伺える。

なんて惨めな人なんだ。

このループから抜け出す方法なんてあるのだろうか。
こうなったら自己満足の世界に陶酔してしまおうではないか。
誰の評価も気にせず、ただ自分が満足する為だけのもの。
それを突き詰めていったら何だか気が軽くなった。はたから見れば自分勝手なのだろうがそもそも自分勝手を極めたのが自己満足なのだと気づいた。
それと同時にそれの真逆にあるものが仕事なのだとも思った。

それでも私は私をやめることはできない。

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