あなたは何も悪くない(性被害をうけた方の体験より)
セックス自体に嫌悪感を感じる
いやらしい行為、悪いことをしているように思える
男性全てが性的なことを考えているように思える
セックスを気軽にする人のことを、ふしだらだと思えてしまう
自分が女らしく見えるのがいけないように思う
上に書いたものは、すべてある1人の方のカウンセリングの中で出てきた言葉です。
セックスレスの原因のひとつに、幼少期などにうけた性被害の影響があることがあります。
幼少期でまだ事の内容が分からなくても、それ自体を忘れていたとしても、何かのタイミングでその記憶が引き出されて苦しむこともあります。
無意識のうちに、潜在意識に刻まれたその体験が、感情や意思決定に影響を及ぼすこともあります。
今回は、実際に相談をしてくださった方のお話を載せさせていただきます。
Aさんは、昔から娘さん達に対して
「男は狼だから気をつけろ」
「セックスは結婚してからするものでしょ」
「簡単に体を許すなんて、気持ち悪い」
「男にいいように使われているんじゃないのか」
こういったことを、30代も過ぎた娘さんたちにいうような方でした。
この言葉だけ見ると、厳しすぎるを超えて、いわゆる「毒親」なのか?と思えてくるような内容です。
ある時、Aさんの叔父Bさんが介護を受けれるよう、親戚の中でどうしてもAさんが動かなくてはならない場面が出てきました。
役所を通して動いてはいたのですが、実際に叔父に会う日があり、幼少期の記憶が鮮明にたたき起こされたそうです。
3歳の頃、家にそのおじさんが泊まりに来ることがあった時、「おいでおいで」と言われ、性的なことをされたとのことでした。
自分の親にも言えず、本当は墓場まで持っていこうと思っていた。でも抱えているのがしんどくなってしまった。
そういった経緯で、今まで抱えていた胸の内を吐き出してくださいました。
普通に結婚し、子どもを授かっている方の中にも、そのような経験をされている方がいる。
そしてその記憶は消え去ることはなく、その方をずっと苦しめることだってあります。
それが要因で性行為ということ自体を避けてしまい、セックスレスに繋がってしまうことだってあります。
そんな経験をしたことをなかなか話せるものではありません。
「あなたは何も悪くない」
これだけは間違いなく言えること。
身近な人には相談できなくても、少し距離が離れた相手なら相談できることもあります。
あなたが自分を責めることなく、前を向いて歩いていけますように。
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