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色に学ぶ心理学ー草木はなぜ緑

高校生の時に、生物の授業で聞いた話。
海にいた生き物が陸に進出したように、植物もまた陸に進出した。その時進出したのが、赤でも黃でもなく緑の植物だった。

ほう。だから草木は緑なのか φ(. .)

ということは、赤が進出していたら草木は赤色。黄色が進出していたら黄色。
もしそうなら、「紅葉がキレイだね」なんて会話もなかったかもしれません。

以下、抜粋引用させてもらいます。
陸上植物に一番近縁と考えられる植物グループに、「藻類」がいる。ほとんどの種が水の中で一生をすごすが、いくつか水の外で生き延びられるものもいる。
どうして植物は陸地へと進出したのだろうか?(何か悲劇的な環境の変化が突然起こったのだろう)水草は進化の分岐学上、陸上植物のグループに分類される。

約3.8億年前、樹木はなぜ突然出現した?「最古の木」の化石探求(2017.12.9 Yahoo!ニュース)より

ふむふむ。なんだか過去へロマンを掻き立てられる話です。私も草木は緑がいい。
緑色が陸上に進出して良かった

と思っていたら!

Googleで「草木はなぜ緑か」と検索すると、植物には、光を吸収して光合成をするための「葉緑体」という器官があり、その中に「葉緑素(クロロフィル)」という色素がある。 その色素は、太陽光に含まれる赤色光と青色光を吸収し、残った緑色光は吸収されずに反射されるため、人間の目には光合成で使われずに反射された緑が植物の色として見える。
とある。

え?ちがうの?

ここまで理論的に説明されると、そっちなのかと思ってしまいます。真相は分からないのでここでは専門家に任せます。
さて有名ですが、これから色の与える効果を述べます。

【赤】
熱さ、強さ、情熱、興奮などの意味がある。
警戒心・注意力を喚起し、人間の感情的興奮や刺激をもたらす。
【黃】
明るさや希望を与える。
注目を集める効果があるので、危険や注意、警告を伝えるときに使われることも多い。
【緑】
安らぎや落ち着き、平和などの意味を持つ。
リラックス効果や疲労回復効果などがある。

なるほど〜。確かに赤は元気になりますが、同時に攻撃的なイメージもありますね。
火が赤いのも、納得出来ます。
黄色が注意を促したい時に使われるのは、ご存知の通り。道路標識などがそうだし、北欧や中欧(一部除く)は救急車が黄色だそうな。
もちろん、明るいイメージもあります。

さて、本題の緑。
これはもう、そのままですね。よく「自然に癒やされる」と言いますが、単に現実から離れるという意味ではないでしょう。もちろん他の色もありますが、自然界に圧倒的に多いのは緑。やはり緑には、安らぎや落ち着きの効果があるようです。
紅葉はその時期だけだから良いのであって、もし常に草木が赤や黄だったら…
何だか今より落ち着かない世界になりそう

やっぱり草木は緑が良いよね(^^)

それで草木が緑な理由ですが。
個人的には「海にいた植物の中で陸に進出したのが緑の植物だった」論が、色々と考える余地があるのでそちらを信じたいですね。
でも天変地異並の異常が起こったはずなので、きっと超緊急事態・カオスだったでしょう…。その時の生き物達に深い感謝の意を表すと共に、これって

私達が直面している、環境問題や戦争がもたらす脅威に非常に似ていますね

何億年も経ってから、「あの時地球に異変が起きて…」なんて話がされる不気味な予想をふとしてしまいました。
地球、残ってたら良いんですけど…
それは「神のみぞ知る」のかもしれません。


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