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侵略された領域(テリトリー)

アライグマってかわいいですね。
超田舎の実家にある日、アライグマがやってきました。近くの川にコイが泳いでいました。冬の寒い時期です。しばらく外を見ていなくて、ふと気がつくと。
なんと、コイがアライグマに食べられていたではありませんか!
目が合っても動じず、どーんとしてます。しかも雑食。イメージと見た目に惑わされちゃイカンと思いました。

「世界の侵略的外来種ワースト100」

というものがあるそうで。アライグマがその中に入ってるんですね。でも実はコイも、その中に入ってるんですよ。不思議な繋がり。

ちなみに植物だと葛とか。獲物を見つけ絡みついて伸びるらしく(怖い怖い)、家までも侵食するのだとか。「オシャレ」とか超えたレベル。繁殖力の高さと、それを管理・活用できていないのが問題なのではないかと。(アジアでは漢方にしたり食用にするので)
あとワカメなんかもそうです。無害そうなのにね (でも何となく想像できる)

人の歴史で例えると、急に侵略者がやって来て国が滅ぼされた。もしくは乗っ取られそうな感じでしょうか… 世界が繋がった故の悲劇ですね。

人間の世界でも、通常時はスペシャリスト(特定分野に精通している人)が強いけど、危機の時はゼネラリスト(広範囲な知識・技術・経験を持つ人)が強いと言われています。
確かにその「スペシャル」がニーズに合えばいいけれど、浅くても広範囲な方がどんな場面でも適応しやすい。
侵略者外来種は、運と生存力の高さが偶々合致したのでしょう。

今は技術の発展で他の動植物達を絶滅に追いやっている立場の人間ですが、それこそ大氷河期並みの事が起こればかなり弱い立場です。

どんな場所でも生きていける

そんな生き物が結局1番強いのだと、思わずにはいられません。
まずは近い未来から。今が当たり前と思わず自分の領域が侵されないように地道に色々と身につけていこうと思った出来事でした。


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