ギフト

ふと、思いたって、お兄ちゃんに電話した。


「沙織です。特に何かあったワケではなく、

なんとなく話したくて……」と留守電に

メッセージを残した。

深夜に電話があり「また、明日、かける。」

と留守電に残っていた。


そして、お兄ちゃんと電話で話をした。


私たちはシンクロしていた。


私は45.6、お兄ちゃんは51.2

二人ともきっかけは上司のパワハラで、

でも、根底は幼少期からの根深いもの。


「お父さんもお母さんも変だったよな~。

おかしかったなあ。」と。

二人で一緒に親を赦し、浄化した。

「その割に私たち二人ともよく、

まともになった、と思わない?」

という話が出来た。


今年、変な夏風邪をひいたのも

お兄ちゃんも同じ。


私たちは社会適応してる。

それでも、沙織52歳。兄56歳。

ここまで時間がかかるんだ。


生活保護家庭で、

メンタルも弱めで生まれてきて、

虐待なんかも受けたら、20歳やそこらで

立ち直るのは、無理だ!!


私はお兄ちゃんに全身全霊、命がけで

守ってもらっていた。

かわいい妹で、大切な妹で、生きてこれた。

「沙織を守る」がお兄ちゃんの使命。


白馬の彼も「お兄ちゃんに似てる」から

はじまった。

そして、私はお兄ちゃんより、

好きな人はいない。


「どーしてそこまで、兄妹で仲良くなれるんですか?」と時々訊かれるけど、

答えられない……


父親に殺されそうな虐待を受けて、

それから、命がけで守ってくれた人以上の人、

いますか?と言えるわけない。


実家のカルマをお兄ちゃんが

全部背負ってくれた。

まあ、長男として、

そういう育てられ方もしたけど……


星の彼なんて、お兄ちゃんに比べたら、

屁みたいなものだわ。(笑)


「あんなにかわいい大切な妹だったじゃん?」

という沙織に「そうだっけ?」という。

でも、コレは嘘なんだな。

照れくさいんだろうな。

一瞬、なんか母親に似てきた?と思ったけど、

すぐ、最初の夫が気に入らなかった話をした。


再婚のときは勝手に私は結婚したから……

お兄ちゃんに会わせておけば、

何か、違ったかも……


お兄ちゃんのお眼鏡にかなう人なんていないよー


私もお兄ちゃん以上に好きになる人なんて

出来ない。


サイレントがあまり、辛くないのは

白馬の彼が念送りがすごいから、

あまり、音信不通感がないのと、

お兄ちゃんがツインレイ以上だからだ。

トリプルレイかもしれない、

と言った先生もいた。


お兄ちゃんのパワーがすごいらしい。


この宇宙で、沙織を守れる人は俺しかいない!

と思っているらしい。


中間世で決められた使命……

このパターンは兄妹でしかありえない。

子ども時代を守れる男は彼氏や夫は無理だ。


沙織を泣かせたら地獄に落ちるらしいし、

俺の妹に手を出すな、と。

沙織も禁を破ってお兄ちゃんの後輩と

付き合ったりしたけど、

あの人は、今、どこで何をしているか

知らないけど、死後、お兄ちゃんに

蹴飛ばされるんだな。


俺より年上は止めてくれ!と言ってたのに、

年齢を騙して沙織と結婚した最初の夫も

蹴飛ばされるな。


白馬の彼はまだ、年下、

というアドバンテージがある。

そして、母親の実家の近くの人だし。


今は父親が死んで16年になるから、

もう、私を脅かす人はいない。


多分、あれ以上遅いと

メアリーが私を助けられず、

その時の手近な男とくっつけて、とするしか、

メアリーは生まれてくるタイミングがなかった。

お兄ちゃんのお眼鏡にかなう人を待てなかった。


っていうか、そもそも、存在しない。

お兄ちゃん以上の人。


お兄ちゃんがいたから、生き延びれた。

いなかったら、私は父親に殺されていた。

メアリーがいなかったら、

自分の試練に耐えれず自殺していた。

ただ、もし、自殺したら、

沙織を守る使命を持った

お兄ちゃんの魂を闇に墜してしまう。

「守りきれなかった」と

お兄ちゃんが苦しんだと思う。


上手く後はお兄ちゃんが、

白馬の彼にバトンを渡してくれて、

「沙織を守ってくれ。」となれば、いいのよね。


沙織は前世の約束通り、

メアリーは「ママを助けます。」

と言ってくれたし

兄が中間世で決めた約束通り、

「全身全霊、沙織を守る」という約束を

守ってもらえたから、生きてこれた。


後は白馬の彼だけだよ。

モタモタしてたら、お兄ちゃんが怒るよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?