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【火曜日更新】ピリカの荒ぶりエッセイ~⑦

勧誘は正々堂々と!荒ぶる火曜日

ピリカの荒ぶりエッセイ、なかなかネタが切れない。切れないということはそれだけ私がカチンとくることが多いということ。
逆に私が、人をカチンとさせていることもあるだろう。人の振り見て我が振り直せの精神を忘れずに、今日も荒ぶりエッセイを書いていく。

  私とて営業マンの端くれ、人様に商品やサービスを提案して買っていただく仕事であるが、もちろん私生活ではユーザーとして、提案・勧誘される機会もある。

昔よくあったのがデパコス売場の「肌年齢測らせてください」や金融商品の勧誘、ショッピングモール玄関での携帯キヤリア変更の勧誘など、普通に生活しているとたくさんの勧誘行為が世の中には溢れている。

   勧誘そのものは、もちろん悪いものではない。新商品や情報を得るいい機会でもあるし、「そういえば気になっていたけど、わざわざ買いに行かなかった」ものに対して購入のハードルが下がるというメリットも大きい。

    私もお客さまに販売する立場であるから、そこは引き寄せの法則を信じる。

お客さまに自分の話を聞いてほしければ、まず自分が、人の話を聞く人間でなければならない。

   なので、何の商品でも勧誘は一応は受ける。そして、話をしてくれる人のトーク力や人柄や商品の魅力を総合してみて、お財布的に許せれば、一度は乗ってみることにしている。(結果、ピリカ家ではいろんなモノが溢れる、ということになる)

ただ私がどうしても許せないのは、客が逃げられない状況をつくって、畳み掛けてくる勧誘行為だ。

    私自身、美容院でヘアカラーをしているときに、別のスタッフが隣に立ってドライヤーやトリートメント購入の勧誘にかなりの時間粘られたり、(申し訳ないが買わなかったし、二度とこの店には行かなかった)

ネイルサロンで、隣の席に座った同業者と思われる女性が、担当しているネイリストに対してしつこく積立の勧誘をしてるのを目撃したこともある。ネイリストさんも明らかに困っていたので、「ちょっと静かにしてもらっていいですか」と口を挟んだこともある。
(こんなことするから、募集人に悪いイメージがつくんだよ)

    中でも、いちばん腹が立ったのは、セルフでのガソリンスタンドで給油中ずーっと、隣に立ったスタッフがなんとかカードの勧誘で側から離れなかったこと。

敵もさるもの、給油管を車に差し込むのを見計らって、給油中動きが取れない最中にやってくるのである。

別におトクになるならば、なんとかカードくらい作っても構わないのだが、逃げられないようにしておいて話を畳み掛けてくるそのやり方が好きではない。
私は断固として首を縦に振らなかった。このへん、ものすごく私は人よりも偏屈だと自覚している。

   本来、きちんとした形で情報がつたわれば、購入したい人には喜ばれるだろう。せっかくのおトク情報なら、より相手にストレスなくつたえる工夫も必要なのではなかろうか。伝えるのにも技術がいるのだ。

もちろん、私も。

人のことに荒ぶるだけではなく、我が身を見直さなければならない。

気に障ることがあった、ということは、きっとこれも引き寄せ。
誰かに同じようなことをしていないか自分を見直すチャンスだと捉えなければ、ただの気の荒い頑固なおばさんである。

荒ぶりの分だけ、自分も磨けるか。
   
私がもっと成長できるかは、きっとそこにかかっているのだろう。



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