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自分がわからない時、外から探す?内から探す?

正直に今も自分のことはわからない。笑
生涯、わかることはないと私は思ってる。流動的でいいと今なら思う。
だから
死んだときに私ってこんな感じだったんだなとなるのかな?と。

自分を探す。そんなタイミングは誰しもあるのかなと思うのだけど

「探せばわかるものなのか」
「終わりがないもの・自己探求するもの」という捉え方では
行き着く先が違うのではないかと思います。

そもそも
『自分』とはそこにあるのだから。
しっかりと足元をみること。

自分探しスタート

2年前、何かしたい!何か自分でやってみたいとき 
私は何者なんだ??何がしたいだ?そんな壁にぶちあたりました。

何かやりたくてもなんの取り柄もない。(本気で思っていた)
これといって凸凹でもない平坦な毎日。普通に幸せ。
気持ちとは裏腹に、ガツンと自分のなさを目の前に叩きつけられました。

そして、無料ものから有料のものまで
ありとあらゆる個性診断ツール・統計学で自分を探し出します。
(昔から好き。でもどれも当てはまるしなぁなんて思っていた)

結果、診断は受けて良かった。
ただ、
外側から自分集めは終わりがなく
自分を見失うことにもなりかねない。ということ。

※私は診断ツールは大好きです。
そのものを否定するわけでは一切ありません。
自分を見つけるための大事な手段になると思う。
好きだから、受けたい人のものは受けます。

ただ私は、苦しくなっていったことが
あるのもまた事実。
真面目ゆえにまっすぐ捉えて、
言葉以上に受け止める特性ゆえのものだと思う。


①よかった点

●不思議な家族の繋がりを意識できたこと。
自分や家族を調べていたら
自分のないものを家族が埋めてくれていたり
自分がこの家族を繋いでいるのかなと思えた。

いい意味で諦めがついたり
価値観が違うからそれは意見が食い違うよなあと割り切ることを学んだ。

私はこんな部分があり相手もこんな部分がある。だから違う生き物なのだ。
(私は人重視、旦那さんはモノ重視のとても現実派など)

診断結果を見て「思考」で理解していきました。

生年月日から結果を出すようなものから
何項目か答えて結果を出すようなもの

ありとあらゆるものを受けたことで
たびたび出てくる診断結果から
「これが私」「これも私」とパーツを集めだしました。

少しずつ人と自分は違うのだなを集めていっていました。
少しずつ自分がわかってきたような感触で
この学びの過程もとても大切だったなと思います。

②苦しい時期

と同時に、いつの間にか
外側からの自分集め・自分探しは自分を苦しめるものにもなっていった。

いつのまにかラベリングをして
子育てをしていたこともあります。

〇〇っぽいね」
人からかけてもらう「〇〇」っぽいに
どんどん縛られていく自分。

私はこんなだから
踏ん張るのが自分、優しいのが自分。などなど。(無意識だったけど)

診断結果や他者からの評価に
自分から「私という枠」に入りにいっていた。


当時、自分のことを周りの人に聞いてみようというのもよく見かけて
SNSで何度も「自分」のことをどんなふうに見えるか聞いていました。

とても嬉しい言葉をほんとにたくさんもらった。
宝物のように今もその言葉たちは残しています。

でもね、いつの間にか綺麗に映る自分しか許せなくなって
「明るい」「元気で」「行動できて」「人気者」「優しい」
褒めてくれる言葉が自分で、そうじゃない自分は自分じゃない。

そのこととは裏腹に
「暗くて」「悩みがちで」「慎重派」「孤独が怖いだけ」
「辛辣なこと思っている」「比較や嫉妬をしている」
そんな逆の自分が自分の中でどんどん露呈していって

見せたくない自分は押しつぶして過ごしていました。

仕事のことも当時、旦那さんには話をしておらず
この内面の葛藤、心の葛藤は誰にも話していませんでした。
(今、考えたら周りに相談したらこんな苦しくなかったのかなと思うけど)

私は悩むような人じゃないし
いままでどうにかできていたからどうにかできる。
誰にも話せなかったんだよね。

真面目であるが故、明るく見えるが故
いつの間にか
こうでないと私は私ではない、私はこうでないといけない。
とガッチガチでした。


いくらパーツやヒントを探しても探しても真の自分がわからない。

結局は外側は強固な自分ができても
内側の自分を自分で見れていないがために

鎧ばかり固くなり
中身の人のいない状態になっていました。

他者・自分以外から▶︎自分を見る視点
自分から自分を見る視点。
両方あっての自分だなと今は思います。

ジョハリの窓があるように
①開放の窓
open self:自分も他人も知っている自己のことで、自他ともに理解している性格
②盲点の窓
blind self:自分では気が付くことができていないが、他人は知っている自己のことで、個人の思考のクセや思わぬ長所など
③秘密の窓
他人には知られていない、自分だけが知っている隠された自己のことです。コンプレックスやトラウマなど
④未知の窓
unknown self:誰からもまだ知られていない、自己も他人も知らない自己のことです。一般的には秘められた性格や才能。

2021年は①②に向き合い
2022年は③④の窓に向き合っているなとこれを見ながら思います。

私が伝えたいのは
色んな自分がいるからこそ、色んな人がいるからこそ
人って難しいし面白いなということ。

そんな分からなさにさえ
寄り添ってあげてほしいということ。

もがく時期もあっていい。
わからない自分を責めることはしなくていい。

安心して。
色んな段階や経験を経ながら
色んな自分に出会えていくから。

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