【ニンジャ読書感想】「ドリームキャッチャー・ディジタル・リコン」

これは、2023年夏のニンジャソン「読書感想部門」参加文章です。

 10年以上もTwitterや書籍で数多くの名エピソードを世の中に送り出してきたニンジャスレイヤー。私が読書感想文として選んだエピソードはエイジ・オブ・マッポーカリプス(AoM)のシーズン3の第5話「ドリームキャッチャー・ディジタル・リコン」です。このエピソードは、「ギンカクを求めてネザーキョウを旅するマスラダ、コトブキ、ザック。その道中、インターネット禁止令に反発するリコナーの窮地を救った一行は、遭な…ビジネスに訪れたヨロシサンCEOと秘書と共にリコナー達が住む谷に向かい、その創始者と出会うことになる」といった内容となっています。
 本エピソードも「Wi-Fi狩り」「黒帯を締めた知性カラテビースト」「ニンジャ肉」「ギャラクシー胎内マントラ美男子」といったパワーワードやトンチキ生物が他エピソードに負けず劣らず登場し、ヘッズのニューロンや腹筋を攻撃してきました。そういったニンジャスレイヤーらしい笑いがある一方、ニンジャやモータル、カラテビーストも含めた登場人物たちの堂々とした生き様やユウジョウが多く描かれたエピソードでもありました。
 本編に久しぶりに登場したサブジュゲイター=サンことヨロシ・サトルはトリロジーでのじゃあくさは薄れ、ヨロシサンCEOとして新しい人生を送っています。トリロジーの時よりもイキイキとして常にポジティブ、充実したCEO生活を送っているように感じられました。そしてサヴァイヴァー・ドージョーに対して猛威を奮ったヨロシ・ジツも健在ですが、今回はなんと味方として活躍をしてくれました。過去の当人ではありませんがニンジャスレイヤーと共闘するとは思ってもみなかったので、今回のエピソードでの彼の活躍には驚きました。
 本エピソードで鍵を握るファストストリーム=サン(A-1=サン)とドリームキャッチャー=サンの絆も見どころの一つでした。ドリームキャッチャー=サンは黒帯を締めた話ができるカラテビーストというニューロンが焼かれそうな存在ではありますが、誰よりも奥ゆかしく、優しく、頼もしい存在でした。最後のジョウゴ親王が操るコヒバリとの大決戦では彼のことをずっと応援していました。A-1=サンはそんな彼のことが大好きで、最後の別れのシーンは悲しい気持ちになりました。ドリームキャッチャー=サンへの想いはA-1=サンにとってずっと変わることはないと思います。
 敵ニンジャ集団「テツバ・ドラグーン」も魅力に溢れていました。マスラダにとってはシーズン3では初めての集団戦でもあり、互いに一歩も譲らないイクサの駆け引きを見ることができました。決して仲良くはないけど違いの力量を信頼している彼らのイクサにはワザマエと言いたくなりました。
 そして、マスラダ・コトブキ・ザックとリモート参戦のタキも当然活躍をします。ウキヨであるが決して心を折れずに戦い抜くコトブキ、非力な少年であるが自分のできることを行なっていくザックはもちろんのこと、なんだかんだ言いながら力を貸してくれるタキも本エピソード最大のパワーワードを放つなど、見どころたくさんの功績を残しました。そんな中、前回や前々回の壮絶なイクサを経て力を取り戻しつつあるマスラダは、この戦いでも多くの死地に赴き、その度に活路を開き成長を続けています。最終戦でもドリームキャッチャー=サンの援護のために谷に残り、彼の最期を見届けました。身内以外の他人に対してあまり感情を動かさないマスラダですが、最後に感情的になったところにはグッときました。肉体的にも、精神的にもどんどん成長してほしいと思います。
 文字数制限もあるため以上になります。これからもニンジャスレイヤーを楽しく読み続けていきます。

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