見出し画像

#33 子育てが一段落したところで思うこと

いつの頃からか、私の子育てのモットーは「親は子どもの邪魔をしない」ってものになって、なるべくそれを守ってきたつもりです。

だけど、子どもが大きくなればなるほど、子どもは私と全く違う人間で、私は子どものことをまるで知らなかったのだ、ということに気づかされます。

小さいころに「私に似て数字は苦手なんだろう」とか、「私に似てダンスは苦手なんだろう」とか、「私にはなんてことないことだから、この子にとってもなんてことないんだろう」とか、思ってたことはだいたい的外れ。

親が見てない世界を子どもは見ていて、親の知らない世界を子どもは知っている。親が気づかないところで傷ついたり悩んだりもしている。

結局、子どもに教えたことよりも子どもが教えてくれたことの方が多くて、つくづく子どもは先生だったな、と思っちゃう。

そして子どもが連れていってくれた世界には、私一人では絶対に見ることができなかった景色があって、それはなんて面白い冒険で豊かな経験だったのだろう!と今になって思うのです。

サーファー息子はオーストラリアへと旅立ち、息子との3年間の二拠点生活は息子の高校卒業と共に終わってしまいました。2年間リモート大学生だった娘も、今は家を出て寮生活を楽しんでいます。

果たして私は、子どもの邪魔をしない親をちゃんとできてたんだろうか…?

今は夫婦で東京と南房総を行ったり来たりする二拠点生活になり、子育ては一段落して新たなフェーズに入っています。

が、息子が高校3年生でプロサーファーになったときのことはどこかに書いておきたいなーと思っていたので、随分お休みしていましたが、ぼちぼちここに書き残していこうかなと思っています。

まずは近況のご報告でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?