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【MTG】Chains of Middleschool -in JAPAN-

こんにちは。皆さんミドルスクールしてますか?
今日は日本国内のミドルスクールの流行とそれに伴うフォーマットの成長の歴史を適当に書いていこうと思います。
あくまで俺が観測した範囲なので、実はこういうことがあったぞ!ってのを見落としてるかも。追記するかもなのであったらおしえてくれ(^o^)

ちなみに国内だと大体5年くらいなので流行りとしてはめちゃめちゃ若い。パイオニアよりちょっと年上くらいや!



【2019年】

ちょうど日本にミドルスクールの波が来始めた頃。
時期的に1月末~2月頭くらい。

開幕この時代のカードやデッキを知っているおじさん有識者各位、何故か禁止を免れている《ネクロポーテンス/Necropotence》《適者生存/Survival of the Fittest》等を見て全員ビビり散らかす。
本当に俺はネクロでライフを払っていいのか?禁止カードを念のため確認したい。《Demonic Consultation》禁止はかなり安心した。
《マスティコア/Masticore》と《火薬樽/Powder Keg》が地味に高騰していて、実はあの瞬間だけ1999年だったのかもしれない。

最初の感覚としてはODYリリース後のエクテンにオンスロートブロックと《稲妻/Lightning Bolt》《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》と諸々のヤバヤバ元禁止カード群を加えて、そこから《吸血の教示者/Vampiric Tutor》とデュアランを引いた…というもの。
要するにマナベースだけオンスロートエクテンであとは大体無限の荒野。
自由度を失っているところで言えば、当時のThreeDueceのようなデッキは激痛マナベースでしか作れないし、《吸血の教示者/Vampiric Tutor》で再現性を担保していたデッキは弱体化を余儀なくされている、はず。

…などという事は全然関係なく、実際のイベントでは各々が好きなデッキを構築して遊んでいた。

ポイント

  • 《吸血の教示者/Vampiric Tutor》抜けが痛すぎてコンボが揃わない。

  • 「《隠遁ドルイド/Hermit Druid》がやばい」との噂。

  • 皆がコンボデッキの存在に怯え《魔力の乱れ/Force Spike》の評価が妙に高い。

  • 皆が《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》を入れないと死ぬことに気付く。

  • 全員「《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》使えるのマジ?」

序盤のイベントではランドスティル、リアニメイト、青緑マッドネスが優勢。
ランドスティルは昔のレガシーみたいな感じで丸い立ち位置。今もそうだが《謙虚/Humility》とのコンボが強い。
リアニメイトは全てのビートダウンを破壊。
青緑マッドネスは安く強いためかそこそこ人気。スピードの都合で《堂々巡り/Circular Logic》が少し弱く、早期に構える用に《アクアミーバ/Aquamoeba》の数が増えて《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》が減るバランスはこの頃から。
神長さんが《ネクロポーテンス/Necropotence》を楽しそうに起動していたが、入っていた除去が全部ソーサリーなためミシュラに粉々にされていた。
TC東京でのイベントは(覚えてる限りだと)レッツゴーが3回。5-0はランドスティル(シゲキ)、ランドスティル(シゲキ)、リアニメイト(俺)。

総じてコンボやばそうじゃね?みたいな風評被害で《解呪/Disenchant》系ガン積みなためコンボ依存のデッキが意外と勝てない事が発覚。

後期はその傾向も緩み、スタイフルノートが少しずつ勝ち始める。
再現性はともかく出された時のインパクトが特大ホームランすぎるので「やばくね?」みたいな評価に繋がっていく。

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辻くんは黒緑リアニメイトで1本目リアニ、2本目《ドルイドの誓い/Oath of Druids》をサイドインする等酷い事をしていた。
性癖ゆえODYの頃の黒単コントロールをよく回していて、ちょうどスタイフルノートが勝ち始めたので《無垢の血/Innocent Blood》を入れまくっていた。
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【2020年】

ファッキンコロナ。
多くのイベントが中止になっており、ミドルスクールもその波を受けて細々と遊ばれる感じに。

その後夏くらいにようやくイベントが再開。
主要フォーマットの復活が先なので他に比べると少し遅れ気味ではあったが、ミドルスクールでもぼちぼちイベントが開催されるように。加えて今まで開催のなかった店舗でも動きがあった。

またコロナ流行直前まではスタイフルノート注意報みたいになっていたが、対策のしやすさが浮き彫りになり若干下火。赤いデッキも一定数入賞するようになった。
イベント中止という実質的な休止期間もあり、例によってメタゲームは混沌。

これは《野生の雑種犬/Wild Mongrel》がいるものの手札を縛れるならいいか…ということでほぼ維持する気のない《Dystopia》を貼る男の画像である。

ポイント

  • 全員サイドボード実質11枚。4枚は《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

  • 《修繕/Tinker》が解禁。しかし空気。

  • ワイルドゾンビいけるやん!→コンボ戦やばくね?

  • ランドスティルどこ?

  • 一周回ってエルフある?というところだったがこの頃のエルフにコンボ耐性がないためあっけなく村焼却

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辻くんは変なデッキを回してはDNを更新する変な人になりつつ、《サーボの網/Tsabo's Web》などの珍妙なカードをせっせと布教していた。
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【2021年】

ファッキンコロナ。まずイベント中止から始まる。
その後4月くらいからイベント再開。

ポイント

  • 関東以外でもイベントが行われ始める

  • 前半はボード依存のデッキが多く《破滅的な行為/Pernicious Deed》が強い

  • 後半はまんたろうさんのランドスティルが一生勝つ

  • MH2くらいまでのインフレもあり息抜きとして始める人が増える

  • 2021年前半辺りに晴れる屋デッキリスト掲載開始(重要)

この頃になるといわゆるイツメン化が進む。◯◯使いの✕✕さん認知案件。
またデッキリスト掲載開始によりパンドラの箱だったメタゲームの様子も少しずつ明るみに出始める。

最下層。諸行無常を感じますね

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辻くんは晴れる屋TC東京→晴れる屋大宮店店長→晴れる屋大須店店長と音速異動していたが、ミドルスクールはひたすら遊び続けることに。
大須異動後も職権濫用によりイベントを開催するに至ったが、回数がそれほど多くないので関東のイベント結果を都度レポートするマシンと化していた。
また知り合いがバベルを実戦投入。釣られて俺も実戦投入。
結果はお察し下さい。
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【2022年】

関東圏の各晴れる屋支店でイベント開催が行われるように。
恐らく日本初のSE有イベントが晴れる屋大宮店にて開催。優勝はスレッショルド。
これを皮切りにSE有イベントが少しずつ増え始め注目が集まる。
後半はオンラインにて名作杯開催。優勝は補充。

(これは書くか迷ったけど)小火であったものの、いわゆる金枠事変が発生。《十字軍/Crusade》等についても再度喚起が行われる。
※公認のイベントでは金枠カードの使用が禁止されているが、ミドルスクールのルールの使用可能セット一覧の中に金枠カードが含まれている。
※(非公式フォーマットであるという前提もあり)フォーマット上は使用可能だが、公認イベントに参加する際は使用禁止。

ポイント

  • 補充がまささんの活躍により上位入賞多数。《憂鬱/Gloom》が積まれ始める。

  • メタゲームが露わになったことによりTwitterにTier表が出始める。

  • 補充、スレッショルド、バーンが比較的人気。

  • 晴れる屋秋葉原店、大宮店、吉祥寺店が聖地化。

  • 名作杯にておかちバーン(バーン+ドレノ投げ飛ばし)が実況席を大いに笑わせる。

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辻くんは異動により再度東京に戻ってきたので再びイベントを行脚することに。
名作杯は解説で出る話が来たのですぐ乗った。でも戦闘民族なのでやっている最中大会出たくて仕方なかった。
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【2023年】

コロナ諸々から少しずつ緩和。

SE有イベントが更に増加。複数回のマッチを勝ち上がる地力のあるデッキが認知され始める。
年末には東京MTGにて合作杯開催。優勝は赤緑ゴブリン。
TOP8がゴブリンで埋め尽くされる等珍しい結果に。

また晴れる屋秋葉原店で平日イベント(月曜19時)の開始によりイベント開催数が飛躍的に増加。ミニトーナメントの開催は嬉しい。

ポイント

  • 補充メタられすぎわろた

  • スレッショルドが隆盛。アグロデッキが抵抗を試みるが、犬が強い

  • 5月に《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》が突如解禁。《最後の審判/Doomsday》デッキが登場。

  • 後半は《寒け/Chill》地獄

  • 軽トラお姉さんがエゴサ四天王から陥落、俺含む一部コアな層を悲しませた

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辻くんは再度のバベル病発症によりスリーブをよく購入していた。
合作杯前に3-0デッキを非公開にする等のお茶目ムーブを繰り返すも本戦は圧敗。
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そんなかんじでーす(^o^)

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